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最終更新日:2026年4月20日
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科学技術と政策過程
本演習の目的は、科学技術に関わる政策過程のアクターやメカニズムについて、行政学的な観点から考察することである。科学技術に関わる政策には、(1)科学技術を対象とする政策と、(2)科学技術を利用する政策(産業政策や医療政策等への科学技術の利用)の二つの意味がある。科学技術を実際に社会に普及させて新たな産業の創出や生活様式の変化に繋げる科学技術イノベーションが期待される今日において、両者は融合しつつある。本演習では、前者に限らず後者を含めた広い意味で科学技術に関する政策過程を扱う。
科学技術に関わる政策の実際のあり方は、時代や国によって異なってきた。近年は地政学的環境の変化もあり、科学技術に関わる政策をどのような問題認識の枠組みで捉えるか自体が重要な論点となっている。さらに、科学技術イノベーション(STI)を起こす上で政府の役割が重要だと言われる一方で、政府がどのように民間アクターと連携し、政府内部の組織の分断を乗り越え、アカウンタビリティを確保するのかといった課題についても検討する必要がある。
本演習では科学技術に関わる政策を行政現象の一つとして捉え、研究開発から社会実装に至るまでの政策過程に関わるアクターとメカニズムを、フレーミング、政府の役割、官民連携、組織間の分断と調整、政策評価といった行政学的観点から検討する。そのために、文献講読とゲスト講義に基づく議論を行う。文献講読では、日本とアメリカの科学技術に関わる政策に関する文献を比較しながら、通常の政策過程との差異や、日本の科学技術に関わる政策やその研究の特徴について検討し、議論を行う。ゲスト講義では、専門家や実務家を招き、実際の科学技術に関わる政策への理解を深める。最終的には、各自の関心に基づき、具体的事例や理論的な論点に焦点を当てて、科学技術に関わる政策過程を分析する最終レポートを執筆する。
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