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最終更新日:2024年4月22日

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社会調査法

社会調査法
近年、社会科学の研究方法のひとつとして社会調査の方法が盛んに用いられるようになってきた。社会調査とは社会事象について、直接現地におもむきナマのデータを収集し、分析することである。社会調査の様々な技法を学ぶと同時に、実際に仮説を立て、小規模な調査を設計・実施し、調査データのコーディング・クリーニングを経て、データの計量分析を行う。さらに、すでに行われた大規模な全国調査をデータアーカイブから入手し、調査データの2次分析を通して、社会調査データの分析手法を実際のデータに応用することを目指す。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-304-03
GLP-LP6301S1
社会調査法
石田 浩
A1 A2
水曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
前半では、社会調査データを分析した論文をお手本として取り上げるとともに、2次分析を通して実際のデータ分析を経験する。後半では、小規模調査の設計・調査票作成・調査実施・データ分析を経験する。調査テーマによって班を編成し作業は班ごとに行うので、共同作業が中心となる。分析の過程では、必要に応じてコンピュータソフト(stata)の使用方法、統計的な手法についても解説を行う。ゼミの終わりには、実際に実施した社会調査のデータを用いた分析を班ごとに口頭で報告し、最終レポートを執筆する。 授業計画 1「社会調査とは何か」     調査したいテーマについてのメモを次回に提出 2「社会調査の設計と全体像」    調査全体の流れ、研究の企画 3「社会調査の設計と全体像」    研究企画の例、例となる論文、JGSS、Stataの解説・実演 4「統計分析手法(単純集計・クロス集計)の解説」 5「調査と研究の進め方」    調査の企画(作業仮説)、班ごとにテーマの設定 6「調査の企画:調査票の設計」    調査の企画(作業仮説と調査項目)、班ごとに作業仮説の設定 7「調査の企画:調査方法と抽出」    調査方法と抽出、班ごとの調査項目の検討 8「各班の研究テーマ・仮説・調査票の検討」    各班の発表、コメントに基づき調査票の確定 9「調査の実施とデータファイルの作成」    調査方法説明と注意点、調査記録ファイルの説明 10「調査の実施とデータファイルの作成」    データファイルの作成の説明・実演、コードブックの作成 11「データクリーニング」    入力データをスクリーン上で検討・修正・クリーニング 12「調査データ分析の中間報告」    分析をはじめた段階での報告 13「最終報告の準備」    最終報告に向けての調整・準備 14「調査データ分析の最終報告」
授業の方法
前半は、講義形式 後半は、グループでの議論と報告
成績評価方法
口頭報告、レポート等による
教科書
盛山和夫『社会調査法入門』(有斐閣、2004年、2415円・税込)。参考文献など第1回目の授業の時に指定
参考書
佐藤博樹・石田浩・池田謙一編『社会調査の公開データ―2次分析への招待』(東京大学出版会、2000年、3360円・税込) 岩井紀子・佐藤博樹編『日本人の姿―JGSSにみる意識と行動』(有斐閣、2002年、2310円・税込) 岩井紀子・保田時男『調査データ分析の基礎』(有斐閣、2007年、2940円・税込) George W. Bohnstedt and David Knoke, Statistics for Social Data Analysis 2nd edition (F. E. Peacock Publisher, 1988)ボーンシュテット・ノーキ著(海野道郎・中村隆監訳)『社会統計学』(ハーベスト社、1990、学生版3045円・税込) 石黒格編『改訂 Stataによる社会調査データの分析』(北大路書房、2014年、2500円・税別) 筒井淳也・平井裕久・秋吉未都・水落正明・坂本和靖・福田旦孝著『Stataで計量経済学入門』第2版(ミネルヴァ書房、2007年、2011年(2版)、3000円・税込)
履修上の注意
第1回の会合時に、コースの進め方と詳しいシラバスを配布するので必ず出席してください。