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最終更新日:2026年10月16日

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政治思想と公共政策

政治思想と公共政策
政治思想上の諸問題は、政策を作り、運用する過程に、さまざまな形で深くかかわっている。これは、いわゆる「公務員倫理」(あるいは「政治倫理」?)といったような、決定者の心得にとどまるものではない。現場で直面する、個々の課題について選択を迫られるとき、結論に至る筋道は多くの場合、何がいったい「平等」か、人のいかなる「自由」を守るべきか、政府がなすことの限界をどうさだめるか、そもそも「政治」とはいったい何なのか……といった、原理上の問いについて、当面する状況に適したアイディアを見いだす思考作業と切り離せないのである。 

この授業は、担当者の報告と、参加者全員の討論による、演習形式で行なう。受講者は対面形式で参加できる者のみに限る。授業時間は毎回延長する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-304-003
GLP-LP6301S1
政治思想と公共政策
苅部 直
S1 S2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
Patrick Noonan, "Age of Disaffection" (Columbia University Press, 2025)と、Bernard Crick " In Defence of Politics" (1962, 5,ed.,2000、杉田敦訳『政治の擁護』岩波文庫、3月13日刊行予定)を交互に読み進める形で会読する。前者は、1960年代日本の政治思想・文学・映画における「政治の美的嫌悪」の動向について現代アメリカの文化史研究者が概観した著書。後者は、英国(スコットランド出身)の高名な政治学者が反政治・非政治の知的動向に対して、「政治」の擁護を語った本。両者を対比しながら読むことを通じて、現代における「政治」と「反政治」について議論したい。
授業の方法
教室での対面形式で行う。毎回、報告担当者を決め、一人30分の報告ののち、全員で討論する。参加者全員が、あらかじめテクストを、わからない箇所は自分で調べながら熟読し、何かコメントを考えて授業に臨むことが必須である。(ただし参加人数が少ない場合は別の形式にする。) テクストについては、Noonanの著書は英語。Crickの著書については3月に刊行される新しい日本語訳を用いるが、何らかの方法で(開講時に紹介する)原文を参照しながら読むことをお薦めする。参照ページ数をそろえるために、電子書籍版でなく紙の本で入手すること。
成績評価方法
口頭報告+ふだんの授業態度+(参加多数の場合)レポート
履修上の注意
無断の欠席・遅刻は厳禁。授業時間は延長するので、6限にほかの授業の履修を考えている人は履修しないこと。初回に説明を行うので、必ず出席すること。(初回は4月15日の予定。掲示に注意すること。)