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最終更新日:2026年10月16日
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イスラーム法文献講読
エジプトにおいて、国民の大多数を占めるムスリム(「イスラーム教徒」)の関与する家族法領域の事案に対しては、基本的に、イスラーム法が適用される。
イスラーム法は、エジプト法全般に対して重大な影響を及ぼしているが―エジプトの憲法や民法には、イスラーム法に「法源」としての役割を認める規定が存在する―、家族法領域では、特にその傾向が強い、ということになる。このような状況の背後には、19世紀後半の西洋法継受により、それまでエジプトの基本法であったイスラーム法がその適用領域を狭められた際、イスラーム法に残された領域の主要部分が家族法分野であった、という事情がある。
財産法分野でのイスラーム法と近代法との間に、また、ヨーロッパ圏に移民したムスリムたちが従おうとするイスラーム法と現地の家族法との間に、理念に関わる衝突・軋轢が存在することは容易に推測でき、実際、問題が生じている。では、翻って、エジプトのムスリムが従う家族法については、どのような問題が生じているのか。また、その問題の淵源はどこに求められるのか。本演習では、この問題に関連する文献を講読することを通して、エジプトの、また現代の世界におけるムスリムが直面している法的問題について検討を行うことを目的とする。
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