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最終更新日:2026年10月16日
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フランス法基礎文献講読
フランス法基礎文献講読
フランス法の現代的論点を概観する文献、又は、その解明に資する文献を講読する。
※受講希望者は、9月25日(金)までに下に記載のメールアドレスに連絡すること(助教等がオブザーバー参加する場合も要連絡)。
※教材について(2026年2月10日追記)
本年度は、Maurice Hauriou, « L’institution et le droit statutaire », Recueil de législation de Toulouse, 1906, p. 134 et s.を読むことを予定している(今後の出版等の事情により、教材を変更する場合には2026年7月末までに再追記する)。
モーリス・オーリウは、19世紀後半から20世紀初めにかけてのフランスで活躍した公法学者である。主著『行政法精義』、『憲法精義』及び『公法原理』は、現在でも読まれるフランス公法の古典である。
オーリウは、法令・判例を記述してよしとしたのではない。一方では、彼以前の世代が一般にそうであったように、ローマ法と私法学の基礎的な訓練を受け、他方では、同時代の社会学の研究にも取り組んで、それらの考察を理論的な枠組みに昇華させた上で、実定法的な素材の分析に応用しようとした。そこから生まれたのが、オーリウの代名詞となる「制度」理論である。
本論文は、この「制度」理論の綱領論文である。「制度」理論の文献としては、晩年の別の論文が挙げられることも多い。しかし、現在の日本で法学を学ぶ私たちにとっては、実定法的な素材が豊富な本論文の方が接近しやすいかと思われる。
論文内では、団体、法律行為、規約・地位、契約、物などの私法・公法共通の基本概念が当時の具体例とともに検討されている。概念の理解が、当時の一般的な理解から離れていないか。現代の理解とは異なるのか、また、私法学と公法学の間で違いはあるのか。それらの違いはなぜ生じたのか。私法と公法の両方の関心から本論文を読むことで、そうした問いを検討する機会としたい。
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