大学院
HOME 大学院 フランスからみる近時の民法改正
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2026年10月16日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

フランスからみる近時の民法改正

フランスからみる近時の民法改正
 日本民法は近時大きな改正を複数回経験した(とりわけ、H29法律44号、H30法律72号、R3法律24号、R4法律102号、R6法律33号)。さらなる改正に向けて議論が続けられている(民法〔遺言関係〕部会、民法〔成年後見等関係〕部会)。諸論点の由来、展開、帰結を追うと、比較的多くの場面でフランス法の規律、あるいはフランス的な「ものの考え方」が参照されていることがわかる。
 時に告発されるように、自国法の改正に際して外国法を参照することのそもそもの正当性に疑義を呈することもできるであろう。また、参照対象が他の法制ではなくフランス法であることの歴史的背景を論ずることもできるであろう。しかし本授業では、そうした批判、関心を一旦括弧に入れて、着想の源泉とされたフランス法の諸概念、諸制度の理解それ自体を問題とし、日本法との通約可能性の有無、程度を考えてみたい。また、フランスにおいても近時に改正がなされた分野については、同種の現代的課題に対する解法が、なぜ、いかにして分岐するのかを考えることになる。
 具体的テーマとしては、彼我の差異を摘出しやすい家族法(相続法および親子法)から開始し、債権法に展開する予定である。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-303-031
GLP-LP6204L1
フランスからみる近時の民法改正
齋藤 哲志
A1 A2
水曜1限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
さしあたり以下の内容とする。一部変更の可能性がある。 第1回 :ガイダンス、前提の確認 第2回 :相続法(1)配偶者相続権①(相続分) 第3回 :相続法(2)配偶者相続権②(居住権) 第4回 :相続法(3)遺留分 第5回 :相続法(4)遺産管理、遺産分割 第6回 :親子法(1)生殖補助医療 第7回 :親子法(2)特別養子、内密出産 第8回 :親子法(3)嫡出推定 第9回 :親子法(4)親権 第10回:債権法(1)錯誤 第11回:債権法(2)契約不適合責任 第12回:債権法(3)相殺 第13回:予備日、あるいは、まとめ
授業の方法
- 予め指定する主題につき、次の2点に関して、受講者による短時間の報告を求める。 1) 法制審の議事録、解説書等を基礎として日本における改正時の議論を整理してもらう。 2) 予め指定する邦語文献から得られるフランス法の概要を提示してもらう(フランス語を解する受講者は、フランス語文献の紹介でもよい)。 - 報告後、質疑を行う。受講者数次第で、ディスカッサント役を指定する。 - 残された時間に応じて、講義形式で、フランス法の内在的理解、比較法への展開につきポイントを整理する。受講者には、日本法の観点からのリアクションを求める。
成績評価方法
成績は「優、良、可、不可」の4段階で評価する 受講者は、原則として、報告またはディスカッサントを担当するものとする。 ただし、人数が多い場合には、いずれをも担当しないことがありうる。 以上より、成績評価の配分は3パターンとなる。 - 報告を担当する者については、平常点40%、期末レポート60%。 - ディスカッサントを担当する者については、平常点30%、期末レポート70%。 - 報告・ディスカッサントを担当しない者については、平常点20%、期末レポート80%。 筆記試験を行わない。 成績を優、良、可、不可で評価する。
履修上の注意
上記に加えるところはない。