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最終更新日:2025年4月21日

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知的財産法

知的財産法
知的財産制度の目的やその内容について法曹として求められる基礎的な知識を習得し、知的財産法の解釈論や主要な裁判例等について学習する。また、その学習を通じて、特許法及び著作権法に係る事案について、適切に法的論点を発見し法を当てはめる能力を涵養することを目的とする。
授業は、第1回では、知的財産法の全体像やその政策目的についての前提的な理解について講義したうえで、所有権等の他の法制度に適宜言及しながら、知的財産法の特殊性や特徴について講義する。第2回以降は、前半を特許法、後半を著作権法について講義する。講義は、教科書に沿いつつ、初学者にもわかりやすいよう、適宜順番を入れ替えて下記の順に行う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-302-147
GLP-LP6132L1
知的財産法
前田 健
S1 S2
火曜4限、金曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
4
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
第1回  知的財産法総論(特許法総論も含む) 第2回  特許要件(発明、産業上の利用可能性) 第3回  特許要件(新規性、先願・拡大先願) 第4回  特許要件(進歩性、記載要件) 第5回  特許権に係る手続(出願、審査、補正、特殊な出願) 第6回  特許権に係る手続(審判、異議、取消訴訟) 第7回  特許権の効力(総論、特許発明の技術的範囲の認定(クレーム解釈)) 第8回  特許権の効力(特許発明の技術的範囲の認定(クレーム解釈・均等論)) 第9回  特許権の効力(間接侵害、複数主体による実施) 第10回  特許権の制限(消尽、特許権の効力の及ばない範囲) 第11回  特許権の制限(先使用権)特許権の消滅(存続期間、存続期間の延長) 第12回  特許権の主体(発明者、冒認、職務発明) 第13回  特許権の活用(特許権共有、譲渡、ライセンス、実施権、裁定) 第14回  特許権侵害の救済(無効の抗弁、権利濫用の抗弁、差止、損害賠償) 第15回  特許権侵害の救済(損害賠償) 知的財産の国際的保護(属地主義、準拠法、裁判管轄) 第16回  著作権法総論、著作物性(総論) 第17回  著作物性(応用美術、編集著作物、データベースの著作物など) 第18回  著作者(著作者の認定、職務著作) 第19回  著作者(映画の著作物物の著作者)、著作権(総論、複製権) 第20回  著作権(公衆への提示・提供に係る権利、二次的著作物に関する権利) 第21回  著作権(保護範囲・類似性)、権利制限(総論、30~31条、30条の4、47条の4・5) 第22回  著作権の制限(32~44条) 第23回  著作権の制限(45~50条)、著作者人格権(総論、公表権、氏名表示権) 第24回  著作者人格権(同一性保持権、みなし著作者人格権侵害、死後の人格的利益保護) 第25回  著作権侵害の救済(侵害主体論、差止、損害賠償、名誉回復等の措置など) 第26回  著作権の利用(利用許諾、出版権、裁定、集中管理)、著作隣接権、保護期間
授業の方法
双方向的授業を中心に行う
成績評価方法
筆記試験(90%)を行う(2時間)。 平常点(10%)を考慮する。 レポートを課さない。
教科書
愛知靖之=前田健=金子敏哉=青木大也『知的財産法〔第2版〕』(2023年・有斐閣)
参考書
愛知靖之=前田健=金子敏哉=青木大也『知財判例コレクション』(2021年・有斐閣)
履修上の注意
特になし。