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最終更新日:2026年10月16日

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東アジア比較民法

東アジア比較民法:韓国法・台湾法
1学期1演習の例外適用。
本演習は、東アジア(日本、韓国、台湾)の民法について、比較検討することによって、各国の法制度・法状況について理解を深め、比較法的な知見を育むことを目標とする。
6月下旬から7月上旬にガイダンスの機会が設けられたうえで(中原が担当)、8月4日(火)から8月6日(木)の3日間にわたり、韓国法(権 澈先生〔成均館大学教授〕ご担当)及び台湾法(張 韻琪先生〔国立政治大学副教授〕ご担当)に関する授業がおこなわれる。受講学生は、各回のテーマに対応する事柄についての日本の状況について、簡単な報告(例年、1人1回、5分程度)をおこない、授業終了後に、当該報告をもとに作成したレポート(授業で得た知見を反映)を提出する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-302-016
GLP-LP6121S1
東アジア比較民法
中原 太郎
S1 S2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
第1回 6月下旬から7月上旬を予定(追って掲示・アナウンスする) ガイダンス(担当:中原 太郎) ①授業の概要(時間割、報告の態様、レポート提出期限等)の説明 ②受講学生の報告テーマの決定 第2回 8月4日(火) 韓国法(1)(担当:権 澈) 韓国民法の歴史・全体像 ①前史(在来法・朝鮮民事令・依用民法・日本民法) ②韓国民法典(制定・制定後の動向・概観) 第3回 8月4日(火) 韓国法(2)(担当:権 澈) 韓国民法における慣習法・最近の大法院・全員合議体判決 ①「墳墓基地権」(伝統・国土開発・少子超高齢化) ②「慣習上の法定地上権」(在来法・日本民法・判例法) 第4回 8月4日(火) 韓国法(3)(担当:権 澈) 民法と韓国社会・契約法 ①住宅賃貸借をめぐる最近の動向(存続保護・保証金返還保護と「伝貰詐欺」) ②芸能人専属契約の性質と信頼関係の毀損による「解止」(「Kポップ」と法律問題) 第5回 8月4日(火) 韓国法(4)(担当:権 澈) 民法と韓国社会・家族法 ①「夫婦別姓」の沿革と現状(「同姓同本禁婚」と「同性禁婚」の間) ②「相続権喪失宣告」(民法1004条の2・新設をめぐる議論・いわゆる「ク・ハラ法」) 第6回 8月5日(水) 韓国法(5)(担当:権 澈) 民法の改正・民法典制定以降68年間の改正動向 ①「1999年・民法改正分科委員会」 ②「2009年・民法改正委員会」(改正案と「失敗」) 第7回 8月5日(水) 韓国法(6)(担当:権澈) 民法の改正・2023年「民法改正委員会」の改正作業の動向 ①「契約法」成案(「三度目の正直」?) ②「担保法」作業中(民法・仮登記担保法・動産債権担保法) 第8回 8月5日(水) 台湾法(1)(担当:張 韻琪) 台湾民法とは何か ①広義の台湾民法(民事上の慣習):日本統治時代の民事上の制度(土地台帳、戸籍など) ②狭義の台湾民法(中華民国民法典):法典継受および学説継受 法学教育と法曹養成 第9回 8月5日(水) 台湾法(2)(担当:張 韻琪) 民法の概観 ①五編編成 ②司法積極主義(違憲判断) ③民法改正と社会変容 民法総則、契約法 ①意思能力と行為能力 ②消滅時効と改正草案 ③債務不履行責任と瑕疵担保責任  ③-1事故物件の法的論点 ④土地と建物の峻別、及び「債権の物権化」 第10回 8月6日(木) 台湾法(3)(担当:張 韻琪) 物権法 ①物権法定主義と慣習上の物権(譲渡担保) ②登記効力主義と登記の公信力  ②-1:借名登記(名義借り登記)の問題  ②-2:違法建築の問題 ③「浮覆地」の問題と時効取得 ④共有と優先購入権 第11回 8月6日(木) 台湾法(4)(担当:張 韻琪) 不法行為法 ①一般規定:権利侵害要件 ②社会進展と人格権の拡大 ③損害賠償とその他の法的効果  ③-1懲罰的損害賠償  ③-2謝罪広告の違憲判決 ④遺族慰謝料 ⑤高齢社会における法定代理人(監督義務者)の責任 第12回 8月6日(木) 台湾法(5)(担当:張 韻琪) 家族法(一) ①婚姻の効力:夫婦別姓と子どもの苗字 ②夫婦財産制 ③同性婚とその課題 ④嫡出推定と否認権 ⑤生殖補助医療と改正草案 ⑥養子縁組 第13回 8月6日(木) 台湾法(6)(担当:張 韻琪) 家族法(二) ①監護宣告(成年後見) ②遺産相続人と配偶者の相続権 ③有限責任の原則と遺産の合有 ④遺言と遺留分 ⑤家族の変容と相続法の課題
授業の方法
担当教員の講義に、受講学生の報告を織り交ぜつつ進める。
成績評価方法
平常点とレポートによる。
履修上の注意
法学部・法曹養成専攻との合併である。 受講学生は、報告原稿の事前提出が求められる。 また、授業終了後に、報告原稿をもとに、授業で得た知見を反映したレポートを提出することが求められる。