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最終更新日:2025年4月21日

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民法文献講読

特別法と一般法
 民法は「私法の一般法」であるとされる。一般法は、一見すると広範な適用領域を有し、それゆえに重要であるように見えるが、「特別法は一般法を破る」という法格言によって特別法に破られる存在でもある。近年、私法領域における特別法の発展が目覚ましいが、このことが民法の適用領域を縮小し、民法の「空洞化」をもたらすことを危惧する向きもある。
 しかし、特別法の発展は、一般法に対して、適用領域の縮小しかもたらさないのだろうか。
 本演習では、「特別法は一般法を破る」という法格言を扱った最近の論文であるLéa Lucienne, Specialia generalibus derogant, Mare & Martin, 2023の講読を通じて、特別法の時代における民法と民法学のあり方を考えてみたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-302-011
GLP-LP6121S1
民法文献講読
阿部 裕介
A1 A2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
初回は、教員からの導入的説明の後、教材の目次部分を日本語訳する。次いで、第2回以降に扱う箇所を決定する。 第2回以降は、受講者全員で教材を輪読する。 教材は大部であるので、授業中に通読することは目標としない。  
授業の方法
教材を輪読する。 具体的には、受講者に順に教材を音読してもらい、次いでこれを日本語に翻訳してもらった上で、翻訳の正確性や文章の意味内容を確認する。
成績評価方法
平常点を考慮する 筆記試験を行わない レポートを課さない
教科書
UTOLで教材を配布する。
参考書
なし
履修上の注意
教材はフランス語文献であるため、その読解に必要なフランス語の文法知識を備えていることを履修の要件とする。 予習として、各回で扱う部分を各自で日本語訳した上で授業に臨むことを求める。 初回の準備について、開講前にUTOLで指示する可能性がある。
その他
合併科目であるため、諸連絡はUTOLを用いて行う。 参加人数を把握するため、開講前に参加希望の連絡を求める場合がある。このシラバスの更新または総合法政専攻HPからの連絡に注意すること。