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最終更新日:2025年4月21日

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立法学

 大学における法学教育は、実定法の解釈学を中心としたものであるが、本講義では、実定法の制定がどのように行われているかについて、立法過程、立法政策、立法技術等の視点から多角的に概説する。経済社会に生起する諸問題の解決に向けて、一定の政策目標を最も適切な形で実定法に組み込むための実践的な手法を学ぶことは、総合法政、政治学を専攻する者にとっても有益なものと考える。
 講義に当たっては、進行中の事案も含め実際の立案事例を紹介するとともに、感染状況尾を勘案して可能であれば国会見学(講義外・任意参加)の機会を設けるなど、立法という営為をリアルかつアクティブなものと感じられるように心がけたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-301-05
GLP-LP6101L1
立法学
伊藤 和子
A1 A2
水曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
1.立法学の概念イメージと意義 2.我が国の法体系の概観及び立法の推移 3.現代立法の動向及び特質 4.立法過程Ⅰ(政府提出法案の立案過程) 5.立法過程Ⅰ(議員提出法案の立案過程) 6.立法過程Ⅱ(国会における審議過程) 7.諸外国の立法過程 8.立法技術(法律の形式、構造等、法令用語、表記のルール等) 9.立法政策(法制度設計の基礎・応用) 10.事例研究(災害と法) 11.事例研究(生命倫理と法) 12.事例研究(訴訟から立法へ) 13.まとめ(議会制民主主義の展望)
授業の方法
授業開始までに対面授業が可能となっていれば教室での講義を行います。 対面授業ができない状況であれば、オンデマンド型授業を行います。 パワーポイントのスライド及び音声データをGoogleDrive(又はOneDrive)にアップし、アクセス先をITC-MLSに登録します(授業当日午前中までに)ので、各自視聴してください。 出席確認や質問・コメント等はITC-MLSの課題(リアペ)を利用する予定ですが、授業開始までに確定しますので、指示に従ってください。ご質問に対しては、個別にフィードバックコメントで回答しますが、多く寄せられたご質問や共有すべきものについては、次回の授業で紹介するなど、出来る限り双方向性を確保したいと思います。
成績評価方法
筆記試験は行わない。 期末にレポートを課す(複数のテーマから1つ選択)。 平常点を考慮する。 成績をA+・A・B・C+・C‐・Fで評価する。
教科書
茅野千江子『議員立法の実際』(2017年 第一法規)
参考書
大森政輔・鎌田薫『立法学講義<補遺>』(2011年 商事法務) 読売新聞政治部『法律はこうして生まれた―ドキュメント立法国家―』(2003年 中公新書ラクレ) 法制執務用語研究会『条文の読み方(第2版)』(2021年 有斐閣)
履修上の注意
特に予習の必要はありません。