大学院
HOME 大学院 教育制度の国際比較
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2026年10月16日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

教育制度の国際比較

教育制度の国際比較
本講義の目的は、諸外国の教育制度を教育学(比較教育学、教育制度論)および地域研究のアプローチから分析する文献(学術図書・雑誌)を読み、教育制度改革の国際的動向について理解を深めるとともに、教育制度の構造と機能を多面的に捉える視点を習得することにある。本授業では、国家が主導して構築する「国民」教育制度としての公教育制度のみならず、非国家アクター(国際機関、企業、NGO/NPO等)が公教育制度内外で提供する定型化・定式化された教育活動も考察の対象とする。また教育制度が構築された歴史的・政治的背景、そこに関わる多様な集団・個人の意図やニーズ、役割にも目を向け、社会変化に応じた教育制度の動態的発展プロセスについて理解を深める。
具体的には、公教育制度(無償義務教育、教授言語、教科書、カリキュラム、試験、教員養成等の制度等)とそれを補完する教育(ノンフォーマル教育、外国人学校、民間教育団体等)を取りあげ、教育制度を包括的に捉える(受講者の関心によって考察対象を一部変更する可能性あり)。
授業の前半では、植民地支配の歴史、経済のグローバル化、国境を越えた移動等の影響を踏まえて、先進国および新興国/途上国における教育制度を「国民統合」と「多様性の尊重」の視点から考察する。授業の後半では、受講者の関心のある国・地域の教育制度に関する文献を読み、討論する。本授業では、日本の教育機関、NGO等で画期的な教育実践に取り組むゲスト講師を招き、日本の教育を国際的視点から検討するセッションも予定している。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
23-302-08
GED-AS6210L1
教育制度の国際比較
小原 優貴
A1
火曜2限、火曜3限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語、英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
教育学研究科
授業計画
第1週 ガイダンス: 教育制度の国際比較と分析アプローチ 第2週 諸外国の教育制度①新興国/途上国における「国民統合」と「多様性の尊重」 第3週 諸外国の教育制度②先進国における「国民統合」と「多様性の尊重」、ゲスト講義(日本の教育実践を考える) 第4週 学生による発表① 第5週 学生による発表② 第6週 学生による発表③ 第7週 振り返り、教育の未来への提言  今学期のまとめとして、諸外国の教育が直面する課題(国や地域固有の課題、諸外国共通の課題)や画期的な取り組みを整理し、今後の教育のあり方を展望する。
授業の方法
授業の前半は、講義とディスカッションを組み合わせる。授業の後半は、学生の発表を中心に展開する。
成績評価方法
・授業への参加・貢献度: 30% ・毎回の授業のリフレクションコメント:20% ・文献発表:50% *発表担当者は、自身の関心テーマに関する文献(学術図書・論文)を選び、概要・感想・論点を整理して発表する。
履修上の注意
・二コマ続きの講義であるため、両方とも受講できることが履修条件となります。柔軟な発想を持ち、積極的にグループ・ディスカッションに参加することを求めます。 ・ 発表担当者は、自身の関心テーマに関する文献(学術図書・論文)を選び、概要・感想・論点を整理して発表します。論文は、『比較教育学研究』、『教育制度学研究』、"Compare: : A Journal of Comparative and International Education等 (Journal of Comparative Education"等の諸外国の教育制度を扱う学会誌掲載論文から選びます。 ・授業の資料はUTOLにアップロードするので、各自授業に持参ください。紙媒体で配布はしません。 ・講義・ディスカッションは、おもに日本語で実施しますが、英語の論文が課題になることもあります。
その他
大学時代に参加したフィリピンの国際NGOでの短期国際研修で、高い専門性と行動力を持って地域の問題解決に取り組む女性たちの姿に感銘を受け、グローバルサウスの課題に関心を持つようになりました。比較教育学、南アジア地域研究を専門領域として、インドの「多様性と格差/不平等」、特に、教育における国家と非国家アクター(企業、NGO/NPO、起業家、学習塾、コミュニティ等)の役割・相互連携、マイノリティ教育について、現地でのフィールドワークを通じて研究してきました。現在は、グローバル教育センター(GlobE)で、高等教育の国際化とリーダーシップ育成に関わっており、先進国も含む教育の国際的動向に関心を持っています。GlobEで開講しているグローバル教養科目(Global Liberal Arts Courses)"Education and International Development"(2025年Sセメスター開講予定)では、全学交換留学生(USTEP生)を交えて、英語で関連テーマに関する授業を行っています。ご関心のある方は、こちらの授業もぜひ受講下さい。