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最終更新日:2025年4月21日

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学校改革研究序説:アクション・リサーチの展望

教育政策実践学の理論と実践
 本授業のテーマは、アクション・リサーチとしての学校改革研究である。すなわち、受講者のこれまでの学校教育における体験(被教育体験)を基盤とし、学校改革とは何か、授業改革とは何か、アクション・リサーチとは何かといった問いを中心とし、教育政策とは何か、教育実践とは何か、それらの統合的な理解を受講者のそれぞれが独自に形成することである。
 このことを通して、より良い教育の担い手(生涯において学び続ける教師・研究者・政策立案者など)となるための基盤を作る。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
23-301-10
GED-AS6106L1
学校改革研究序説:アクション・リサーチの展望
鈴木 悠太
A1 A2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学研究科
授業計画
1.「学校改革の現場の声を聴き、現場から学ぶ」とは何か。 2.アクション・リサーチとしての学校改革研究 3.学校改革研究の方法論 4.教育政策実践学の視点 5.授業研究を中心とする学校改革 6.学校改革の理論 7.授業改革の理論 8.学校改革の事例:日本国内の展開 9.学校改革の事例:国際的な展開 10.授業改革の事例:日本国内の展開 11. 授業改革の事例:国際的な展開 12.教師の専門家共同体 13. 教師の専門家としての学び
授業の方法
 本授業の方法は、教科書や配布資料に基づき、学校改革・授業改革の概念や理論についての講義を行い、適宜グループ・ワーク(協同学習)を取り入れる。受講者には、それぞれの被教育体験を基盤としながら、自己に相応しい教育観の形成やより良い学校とより良い授業の構想に関する自己の見解を説明できるようになることが期待される。
成績評価方法
 最終レポート:50%(授業改革・学校改革と教師をめぐる理論と実践の理解、教育観の省察と形成)、平常点評価:50%(授業の到達目標の達成のための授業への参加度と授業内の小レポートの作成)。
教科書
鈴木悠太、2022、『学校改革の理論―アメリカ教育学の追究―』、勁草書房。 Yuta Suzuki, 2022, Reforming Lesson Study in Japan: Theories of Action for Schools as Learning Communities, Routledge. 鈴木悠太、2018、『教師の「専門家共同」の形成と展開―アメリカ学校改革研究の系譜―』、勁草書房。
参考書
David K. Cohen, 2011, Teaching and Its Predicaments, Harvard University Press. 鈴木悠太、2019、「学校の教師」、高橋浩・金田健司(編)『教育の本質と教師の学び』、学文社、pp. 123-146。 佐藤学、2015、『専門家として教師を育てる―教師教育改革のグランドデザイン―』、岩波書店。 佐藤学、1997、『教師というアポリア―反省的実践へ―』、世織書房。
履修上の注意
 講読する論文や実践記録について丁寧に読み込み授業内の学びを深める。授業後には授業内の学びをさらに深めるために発展的に論文や実践記録について引き続き丁寧に読み込む。