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最終更新日:2026年10月16日

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芸術教育の「隠れたカリキュラム」

芸術教育の「隠れたカリキュラム」 The Hidden Curriculum of Art Education
日本の学校教育では、小学校と中学校に「音楽」「図画工作/美術」という教科があり、高校でも「芸術」教科で「音楽」や「美術」等のいずれかの科目を選択することになっています。また、「国語」では、物語や小説や古典といった「文学的な文章」が教材として扱われています。
では、これらの教科・科目・教材を通して、子どもたちは何を学んでいるのでしょうか。一つには、個人として、感性が豊かになったり、例えば「音楽」で楽譜が読めるようになったり楽器が演奏できるようになったりすることも挙げられるでしょう。一方で、国家の公教育という制度に位置付いていると考えると、自分の属する社会の一員として、その社会に共通の感性、行動様式を身につけ、作品を共有することで、社会の統合と分断、包摂と排除を意識的にまた無自覚に学んでいることも挙げられるのではないでしょうか。
この授業では、「隠れたカリキュラム」という概念を用いて、「音楽」を中心に、学校教育において芸術を学ぶことに関して考察していきます。その際、「芸術による社会化」「個人と芸術/社会と芸術の関係」を問い直す意識をもちつつ、学校教育において芸術を学ぶ意味について教育社会学的な観点から考え直し、学校教育の役割や機能に関する理解を深めていくことをめざします。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
23-301-09
GED-AS6106L1
芸術教育の「隠れたカリキュラム」
西島 央
A1 A2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
教育学研究科
授業計画
シラバス作成時点で予定している計画は以下のとおりです。ただし、第1回のガイダンスで、参加者の人数や関心を確認して、その状況次第で授業の進め方や構成を調整することもあります。 第1回 ガイダンス 第2回 文献輪読 「なぜ教育勅語の暗唱が問題なのか」『教育勅語と学校教育』 第3回 文献輪読 「想像のにっぽん」『教育学年報』 第4回 文献輪読 「学校音楽はいかにして国民をつくったか」『編成されるナショナリズム』 第5回~第6回 文献輪読 『「視線」から見た日本近代』(一部) 第7回~第8回 文献輪読 『国語教科書の中の「日本」』(一部) 第9回~第10回 文献輪読 『学校音楽文化論』(一部) 第11回 研究報告 学期末レポートで取り上げたい関心・テーマ・題材報告 第12回 文献輪読 『校歌斉唱!』(一部) 第13回 研究報告 学期末レポートの中間報告 第14回 文献輪読 「校歌斉唱!」(一部) 第15回 研究報告 学期末レポートの最終報告と検討
授業の方法
各回で取り上げる文献については、報告担当者を決めて、報告者には文献の内容の整理と論点の提供をしてもらいます。そのうえで、提供された論点をもとに、参加者全員で内容理解のためのディスカッションを行います。 学期末レポートでは、参加者それぞれに、音楽に限らず関心をもっている題材を取り上げて、「芸術教育の『隠れたカリキュラム』」の分析と考察に取り組むこととし、最終回にレポートを発表して参加者全員で検討します。検討内容をふまえてさらにブラッシュアップしたレポートを取りまとめて簡易製本して、今後の研究に活かせるようにします。
成績評価方法
担当部分の報告内容と議論への参加状況(60%)、学期末レポート(40%)
履修上の注意
初回に、授業の目標、授業計画、授業の進め方等について説明します。参加者の人数や状況によって進め方や構成を調整したいと思います。 西島の専門領域は教育社会学ですが、テーマに関心があれば専門領域は問いませんので、これまで教育社会学を学んだことがない方もぜひ参加してください。