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最終更新日:2024年4月22日

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障害学演習

障害学演習
「障害学」は、障害児・者を単に医療や福祉、特殊教育の対象としてのみとらえるのではなく、「障害」という切り口をとおして、人間の営みや社会のあり方を問い直すことをめざす学問・研究領域である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
23-216-19
GED-IE6643S1
障害学演習
福島 智
A1 A2
木曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学研究科
授業計画
1:障害=障害者、障害の定義 2:障害学=ディスアビリティ・スタディーズ、障害学の国内外の研究・実践動向 3:バリアフリーとユニバーサル・デザイン= バリアフリーとユニバーサル・デザインの概念と実践、両概念の関係と実践をめぐる状況 4:平等(論)=障害をめぐる平等、現代政治・経済と平等論の関係 5:能力主義(メリトクラシー=「能力」をどう把握するか、「能力」と価値の序列) 6:障害者権利条約(差別禁止法)=障害者権利条約、(障害者)差別禁止 7:盲ろう者(視覚・聴覚重複障害者)=「盲ろう」(deafblindness)、盲ろう者の実状 8:ヘレン・ケラー=盲ろう者としてのヘレン・ケラーの障害と生涯、アニー・サリヴァン 9:「盲ろう」という障害がもたらす困難=コミュニケーションと情報の入手、移動 10:「盲ろう」の状態を通して考えるコミュニケーション=「感覚」遮断と人間への影響、コミュニケーションは人にとってどういう意味を持つか 11:人間にとっての言語・コミュニケーション=人にとってのコミュニケーションの意味、知的発達と感情的成長との関係 12:コミュニケーションを支える感覚情報=コミュニケーションを支える非言語的情報、非言語的情報はどれほどコミュニケーションに貢献しているか? 13:コミュニケーションにおける感覚・言語的・文脈=「文脈」とは何か、「感覚・言語的文脈」とコミュニケーション 14:「苦悩」の意味と「生」の意味=「苦悩」とは何か、我々の「生」を支えるものは何か。
授業の方法
本演習では、障害学関連の参考文献を参照しつつ、参加メンバー相互のディスカッションをとおして、「障害」をとりまく現代日本の状況について考察を深める。
成績評価方法
平常点
教科書
*以下、いずれも必須ではない。可能なら事前に入手、通読すると望ましいもの。  『盲ろう者として生きて』福島智、明石書店(2011)    『ぼくの命は言葉とともにある』福島智、致知出版社(2015)
参考書
なし
履修上の注意
なし