大学院
HOME 大学院 コミュニティアプローチ特論(家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践)
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

コミュニティアプローチ特論(家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践)

コミュニティアプローチ特論(家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践)/ Community Approach(Support Theory and Practice for Family, Group, and Community)
関係者とのコミュニケーションをセットでとらえる、すなわちシステムの一部としてとらえる視点を携える支援がコミュニティアプローチではもとめられる。その際、臨床実践における支援者は外部観察者に留まることはできない。そのため、支援者自身もシステムの一部として把握する視点が不可欠となる。さらに、支援者は支援システムを形成し来談者や家族と協力関係を結ばなければ、支援を始めることすらままならないのは言うまでもない。本科目では、システムという視点を活用したコラボレイティヴな心理臨床実践に向けて、その基礎を学ぶ。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
23-216-15
GED-IE6641L1
コミュニティアプローチ特論(家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践)
高橋 美保
A2
集中
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教育学研究科
授業計画
1.システムズアプローチにおけるコラボレーション 2.ロールプレイ-1 3.ロールプレイ-2 4.まとめ
授業の方法
まずシステムズアプローチについて、コラボレーションを中心に概説する。次に、同席面接のロールプレイを実施しながら、ジョイニング、円環性、コンテンツとコンテクスト、MRIコミュニケーション暫定的公理、コミュニケーション・パターンといった重要概念について説明する。
成績評価方法
授業への参加の程度(50%)とレポート(50%)によって総合的に評価する。
教科書
田中究著『臨床コラボレーション入門ーシステムズアプローチ、ナラティヴ・セラピー、ブリーフセラピーの基礎』(遠見書房)
参考書
赤津玲子、田中究、木場律志(編著)『みんなのシステム論―対人援助のためのコラボレーション入門』(日本評論社) 東豊『新版 セラピストの技法』(日本評論社) 日本ブリーフサイコセラピー学会編『ブリーフセラピー入門ー柔軟で効果的なアプローチに向けて』(遠見書房) 日本家族研究・家族療法学会(編)『家族療法テキストブック』(金剛出版) 吉川悟『家族療法―システムズアプローチのものの見方』(ミネルヴァ書房) 他は適宜紹介する。
履修上の注意
予習:教科書を読み、コラボレーションを基軸としたシステムズアプローチについて大まかにイメージしておくこと。 復習:ロールプレイの体験を振り返ることで、概念理解を深めること。