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最終更新日:2025年4月21日

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大学経営政策各論(1)

大学教育カリキュラムのイノベーション
担当教員は、福留東土(大学経営・政策コース)、戸村理(非常勤講師、東北大学)の2名である。
日本の大学では、学士課程を中心にカリキュラムや教育組織の改革が進行している。日本の学士課程は従来、専門教育を中心とし、各専門分野の知識に枠付けられたカリキュラムを編成してきた。しかし、近年では、特定の専門分野を前提としないカリキュラムや、複数の専門分野を融合した学際的なカリキュラム、さらには専門分野の知識を前提とするのではなく、社会課題の探究・解決を意識したカリキュラムを組む動きが広がっている。こうした動向は、日本の学士課程教育に対してどのような意味を投げ掛けているのだろうか?
本授業では、大学教育カリキュラムのイノベーションという観点から、こうした近年の動向をどのように捉えうるのかを受講生と一緒に考えたい。近年の変化の実態を把握するだけでなく、大学カリキュラムを理論的にどのように捉えるべきか、海外との比較の観点から得られる示唆は何かといった観点を取り上げる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
23-214-07
GED-IE6440L1
大学経営政策各論(1)
福留 東土
S1 S2
土曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学研究科
授業計画
授業計画は大きく前半と後半に分かれる。前半で大学カリキュラムに関する理論とそれを基にした実践を学び、後半で先進事例のケーススタディを行う。 <前半> 大学カリキュラムに関する理論および実践について、担当講師2名による講義と受講生間のディスカッションを行う。一部の授業回でゲスト講師を招聘する。 4/12 導入講義:大学カリキュラムの日米比較(福留) 4/19 大学カリキュラムの検討①<歴史編>(戸村) 4/26 大学カリキュラムの検討②<実践編>(戸村) 5/3 学際的カリキュラムと知の協創(福留) ※オンラインで実施 5/10 デザイン教育:国内外の概念と動向(ゲスト講師) 5/17 大学生に求められる主体性と主体性を促す授業実践(ゲスト講師) <後半> 前半の授業で得た知見を基に、日本国内の先進事例を5つほど選び、ケーススタディを行う。ゲスト講師を招聘して、講義とディスカッションを行う。それに先立ち、受講生は自分が関心を持つ事例を選択し、グループを組んで事前調査を行う。ゲスト講義に先立ち、各グループによる発表を行い、知見共有とゲスト講義に向けた準備を行う回を設ける。
授業の方法
以下の3つの方法により授業を進める。 <1>講師、およびゲスト講師による講義と対話 講師およびゲスト講師による講義を行い、カリキュラム改革の現在とその課題に関する理解を深める。理論的理解を図ると同時に、日本および諸外国における取組の解説を行う。講義を受け身で聴くだけでなく、対話を重視するので、主体的に参加すること。並行して文献・論文購読を進める。 <2>グループ内のディスカッション 講義をもとに、少人数でのグループディスカッションを行う。本授業ではこのパートを特に重視するので、積極的かつ率直な意見交換を行うこと。受講生と教師、および受講生間の率直な対話を通して、大学教育に対する認識と相互理解を深める。 <3>グループ発表と期末レポートの執筆 授業で扱った内容からテーマを立て、学期末にグループでの発表を行う。その成果をもとに、各受講生は期末レポートを執筆する。 ・通常授業はハイフレックス方式(オンラインと対面での受講を選択可能)で実施するが、クラス内での対話を重視するため、可能な限り対面での出席を強く推奨する。講義部分は一部オンデマンド方式を活用する。 ・授業後は教室でインフォーマルな茶話会を開くので時間のある時は参加し、受講生間の親睦を深めてほしい。 ・S1・S2タームは関連学会の大会が多く開催されるため、以下の日程は休講とする。また、5/24は五月祭だが授業を実施する。この日の開講形態は追って通知する。 <休講日> 5/31、6/7、6/28
成績評価方法
授業への貢献度、プレゼンテーションの内容と貢献、期末レポートによって評価する。
教科書
授業中に指示する。
参考書
授業中に指示する。
履修上の注意
この授業では多様な背景を持った学生たちが集まるものと想定される。自身と他者の背景を認識・理解するとともに、それを尊重する姿勢を持って受講すること。