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最終更新日:2024年4月22日
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障害の社会理論を読む
障害の社会理論を読む
<目的・目標>
「障害(disability)」という現象は、「できなさ(disability)」を生み出し、意味づけ、価値づける社会の営みの合わせ鏡である。このように考えるとき、「障害」を解消しようとする試みは、社会変革を志向する企てとなり、その社会の中で既得権を持つ人々からの抵抗を呼び起こすものとなる。この授業では、ここに生じるコンフリクトを解きほぐすための手がかりを探究したい。
<授業概要>
1980年代に英米で学問分野として成立したディスアビリティ・スタディーズ(障害学)において、従来障害者個人への介入を志向する、医学を中核とした実践科学によって担われてきた障害研究は、ディスアビリティの構築に関与している現行の社会のありようを問うという、すぐれて社会学的なテーマと接続することになった。本授業ではこのパラダイムシフトの持つ意味を確認した上で、障害平等に向けた実践の基礎理論についての検討を行う。
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