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最終更新日:2024年4月22日
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教育と子どもの歴史社会学
教育や子どもの歴史社会学を志す研究者は、関連する国内外の先行研究をどのように乗り越え、どのような知見を新たに提示すべきなのだろうか。本演習では、本や論文に「書いてあること」の理解(知識・技能)にとどまらず、批判的な読みを通じた「書評」の作成、史資料の分析と発表、相互批評という主体的・対話的で深いコミットメントを通じて、研究活動で求められる思考力・判断力・表現力の向上を目指す(なお、学びに向かう力や人間性等は前提条件であり、その"向上"までは求めない)。修士課程の院生は、何ができる(書ける)ようになるかが研究上重要な資質・能力になり、博士課程の院生においては、ともすれば問題関心が狭小になり、「身の丈」に合った手堅い論文を小綺麗にまとめることに専心する傾向にあるものだが、歴史的アプローチも含めて、これまで特に関心を寄せることのなかった理論や方法論に触れる経験は、今後長らく続くであろう研究活動の幅を広げる意味でも有益であろう。
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