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最終更新日:2024年4月1日

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教育言説の社会学

教育社会学において言説や文字データを用いた研究は多いが、それが依拠する方法論/理論は、構築主義やフーコー的言説分析から、概念分析、自然言語処理を用いたテキストマイニングに至るまで、多岐にわたっている。その中で、知見の新規性はもちろん、分析の手続きの妥当性や、言説/社会の関係に関する存在論・認識論的な前提が厳しく問われることもある。
本授業では、言説を対象とする研究にはどのような方法的立場があり、それぞれいかなる前提と課題を有しているのか、基本的な視座を習得することをめざす。基礎的な文献を講読した上で議論し、部分的にはワークも活用しながら理解を深めていきたい。
なお受講者は言説研究の経験者である必要はない。むしろ、初めて言説を用いて修士論文、卒業論文、その他論文等を書く人も含め、本方法論に関する基本的な議論の布置を理解できるようになることが主な目的である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
23-212-09
GED-IE6241S1
教育言説の社会学
仁平 典宏
S1
月曜3限、月曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学研究科
授業計画
第1回:イントロダクション 第2回~第14回:テキスト購読に基づくディスカッション
授業の方法
毎回指定された文献や論文を購読し、ディスカッションを行う。担当者は議論喚起的なレジュメを作成する。 一部のテーマについては、自分で分析を試行するワークを併用する。
成績評価方法
授業への出席・議論への参加を重視する。 具体的には、担当回のレジュメ作成、議論への参加を3:7の比率で評価する。
教科書
授業内で指示する。
参考書
佐藤俊樹・友枝敏雄編『言説分析の可能性―社会学的方法の迷宮から』(東信堂) スペクター, J.I. &キッセ, M.B.『社会問題の構築―ラベリング理論を超えて』(マルジュ社) 中河伸俊・赤川学編『方法としての構築主義』(勁草書房) 広田照幸『教育言説の歴史社会学』(名古屋大学出版会) 酒井泰斗他編『概念分析の社会学─社会的経験と人間の科学』(ナカニシヤ出版) 酒井泰斗他編『概念分析の社会学2─実践の社会的論理』(ナカニシヤ出版) 樋口耕一『社会調査のための計量テキスト分析―内容分析の継承と発展を目指して』(ナカニシヤ出版)
履修上の注意
授業内で提示する論文は事前にしっかり読むこと。 言説を用いる予定のある人、すでに研究を進めている人は、疑問点などを整理しておくこと。
その他
原則Zoomでの参加となります。 https://zoom.us/***** インターネット環境の問題などで、オンライン参加が難しい場合は、仁平(*****)までご連絡ください。 通信データ制限や通信料の問題が発生しそうな場合は、本来の授業の部屋(450A←比較的広い)も開放していますので、そこからUtokyo-wifiなどで、Zoomに入ってもらっても構いません。 ※出欠確認上、特段の事情がないときは、カメラをオンにして参加をお願いします