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最終更新日:2024年10月1日

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現代日本社会における教育・仕事・家族

現代日本社会における教育・仕事・家族/ Education, Work and Family in the Present Japanese Society
日本社会における家族・教育・仕事の関係性の特徴とその変化について、様々な文献やデータを読み取り議論することを通じて、現在の日本社会が抱える諸課題とそれらへの対策について認識を深めるとともに、多様な研究手法について知り適用可能性を考察する。
一般的・抽象的なレベルでは、ある社会の構造とその変動を俯瞰的に捉える見方、国際比較により社会間の体制の相違を知り特定の社会状況を相対化する見方、図表を読み取りながらデータが意味している事柄を解釈する力、ある社会で支配的な言説や規範を批判的にとらえ返す力などをつけることを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
23-212-01
GED-IE6201S1
現代日本社会における教育・仕事・家族
本田 由紀
S2
火曜4限、金曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学研究科
授業計画
授業計画 第1回:オリエンテーションおよび概論 第2回:アジアの社会学 第3回:教育のリターン 第4回:ゲスト回に向けての事前準備 第5回:ゲスト回(打越文弥さん) 第6回:学歴インフレ 第7回:学校から仕事への移行 第8回:ジェンダー 第9回:結婚意識 第10回:子育てと仕事の両立 第11回:移民 第12回:不平等とメリトクラシー 第13回:期末レポート構想発表
授業の方法
各回の購読文献をふまえ、受講者が購読文献を補足する他の文献・統計・事例・報道などを紹介しあいつつ議論を行うことにより、現代日本社会の現実と、目下進行中の様々な変革の動きや取り組みについて知り、その中で個人がいかなる役割を果たしてゆけるか、いかなる研究が可能かについての認識を形成する。授業では出席者全員が講読文献について講読票を記載した上で持参する。 授業で得た知識をふまえ、期末レポートでは現代日本の家族・教育・仕事に関わるミニ研究を課す。
成績評価方法
授業時に提出する講読票と、期末レポートを7:3の比率で評価する。
教科書
講読文献は初回の授業で指示する。
参考書
本田由紀『「日本」ってどんな国?』ちくまプリマ―新書 本田由紀『教育は何を評価してきたのか』岩波新書、2020年 『教育社会学のフロンティア 1・2』岩波書店、2018年 本田由紀『社会を結びなおす』岩波ブックレット、2014年
履修上の注意
現代の親子関係、若年労働市場、教育政策、社会福祉などについて社会的課題と研究上の課題を幅広く押さえる内容の授業であるため、それらに関する実証的研究に取り組もうとする者にとって直接的に役立つことはもちろん、社会学の方法論・理論についての基礎教養を得ることができる。
その他
オンライン