2025年度版
JP
EN
大学院
授業カタログとは
JP
EN
HOME
大学院
教育倫理学演習Ⅰ
戻る
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2025年4月21日
授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。
教育倫理学演習Ⅰ
教育と真理
いわゆるポストトゥルース現象を横目でにらみながら、「教育」と「真理」との錯綜した関係について省察することを目標とする。このテーマでは多様なアプローチがもちろん考えられるが、「何かを真として言表する」という言語行為論的側面に今年は光を当てることにしたい。そのための思想的リソースとして、現代フランス哲学の「証言」をめぐる思索に着目する。具体的には、リクール、デリダのそれを取り上げる予定である。「教師=真理の代理人」説にもはや素朴に依拠することがむずかしくなった現在、いかにして教育と真理とのつながりを語りなおすことができるのか――こうした問いを受講者とともに考えてゆきたい。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
23-211-02
GED-IE6101S1
教育倫理学演習Ⅰ
平石 晃樹
S1
S2
月曜4限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語、英語、フランス語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
教育学研究科
授業計画
以下の予定は暫定的なものであり受講者の関心や進度に応じて変更することがある。 1.「教育と真理」というテーマについてのイントロダクション 2~8.Paul Ricœur, La mémoire, l’histoire, l’oubliにおける証言論の読解 9~13.Jacques Derrida, Histoire du mensonge. Prolégomènesの読解 14.まとめ
授業の方法
文献講読が中心の授業となる。文献は邦訳のあるものも扱うが、原則として外国語のテクストをベースに検討を進める。本演習であつかうテクストの原文はフランス語だが、英訳での参加も認める。 毎回担当者を決め、訳読、内容、疑問点などについて報告してもらったのち、参加者で検討をする。 担当者は、既存の邦訳、英訳などを参考にしたり翻訳機にかけてみたりすることもできるが、最終的にはじぶんの責任において訳文を作成することが求められる。
成績評価方法
平常点(20%)と最終レポート(80%)により総合的に評価する。
教科書
演習で扱う範囲についてはコピーを配布する。 Paul Ricœur, La mémoire, l’histoire, l’oubli , Seuil, 2000. Jacques Derrida, Histoire du mensonge. Prolégomènes, Galilée, 2012
参考書
ポール・リクール『記憶・歴史・忘却 上・下』久米博訳、新曜社、2004-2005年。 ジャック・デリダ『嘘の歴史 序説』西山雄二訳、未来社、2017年。 そのほかの文献については授業中に適宜支持する。
履修上の注意
毎回の検討範囲について各自必ず予習しておくこと。 初回では、参加者各自に自己紹介をかねて問題関心について語ってもらうことを予定している。また、初回の授業の最後に担当を決めるので可能なかぎり出席すること。
戻る
マイリストにログインする
マイリストを使うと、自身が興味を持つ科目をチェックできます。
チェックした科目は随時マイリストを開くことにより確認できます。
マイリストを使うためにはログインをしてください。
Googleアカウントを使って
ログイン
Twitterアカウントを使って
ログイン