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最終更新日:2026年8月26日
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教育哲学演習Ⅰ
ナラティヴと人間形成
教育哲学および教育思想史の知見を基盤として現代における人間形成と教育の問題を考察することはいかにして可能だろうか。本授業では、教育哲学におけるいくつかの鍵概念をとりあげ、関連するテクストを読解しつつ現代の人間と文化の問題を検討する。今回のテーマは、「ナラティヴ」である。
授業担当者はこれまで「記憶の教育学」に関する検討を、とくに「カタストロフィと教育」という主題との関係で積み重ねてきた。本授業はその延長線上に位置づくものである。個人の記憶であれ、集団の記憶であれ、過去の経験を意味づける際に鍵となるのは「ナラティヴ」である。メモリー・スタディーズはそのように主張している。だが、その場合の「ナラティヴ」とはいったい何なのか。本授業では、言語哲学、アート論、ゲーム論、文学研究なども視野に入れつつ、「ナラティヴ」に関する哲学・哲学的なテキストを選択して輪読し、その内容を人間形成(Bildung)とのかかわりにおいて検討する。
本授業を通じて、受講生は(1)教育哲学・思想史の基礎概念および問題構成を習得することができる。(2)現代社会における教育について批判的に論じる基本的な構えを身につけることができる。(3)以上のことを前提としつつ、各受講生の個人研究を批判的に再検討する一視点を得ることができる。
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