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最終更新日:2026年8月26日

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教育哲学演習Ⅰ

ナラティヴと人間形成
 教育哲学および教育思想史の知見を基盤として現代における人間形成と教育の問題を考察することはいかにして可能だろうか。本授業では、教育哲学におけるいくつかの鍵概念をとりあげ、関連するテクストを読解しつつ現代の人間と文化の問題を検討する。今回のテーマは、「ナラティヴ」である。
 授業担当者はこれまで「記憶の教育学」に関する検討を、とくに「カタストロフィと教育」という主題との関係で積み重ねてきた。本授業はその延長線上に位置づくものである。個人の記憶であれ、集団の記憶であれ、過去の経験を意味づける際に鍵となるのは「ナラティヴ」である。メモリー・スタディーズはそのように主張している。だが、その場合の「ナラティヴ」とはいったい何なのか。本授業では、言語哲学、アート論、ゲーム論、文学研究なども視野に入れつつ、「ナラティヴ」に関する哲学・哲学的なテキストを選択して輪読し、その内容を人間形成(Bildung)とのかかわりにおいて検討する。

 本授業を通じて、受講生は(1)教育哲学・思想史の基礎概念および問題構成を習得することができる。(2)現代社会における教育について批判的に論じる基本的な構えを身につけることができる。(3)以上のことを前提としつつ、各受講生の個人研究を批判的に再検討する一視点を得ることができる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
23-211-01
GED-IE6801S1
教育哲学演習Ⅰ
山名 淳
S1 S2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学研究科
授業計画
 テクストごとに担当受講生を決めて報告を行っていただく。その内容をもとにしてディスカッションを行う。上級者においては、個人の研究関心を本授業の問題関心とかかわらせつつ、関連文献を紹介し、議論の発展可能性について考察を行う。 1回目 ガイダンス(自己紹介、テクスト割り振り) 2回目 授業担当者によるレクチャー(ナラティヴとミュージアム) 3回目 ゲストスピーカーによるレクチャー 4回目 報告① 5回目 報告② 6回目 報告③ 7回目 報告③ 8回目 報告④ 9回目 中間まとめ 10回目 報告⑤ 11回目 報告⑥ 12回目(13回目を含む)関連施設の訪問・観察
授業の方法
 授業担当者によるイントロダクションの後、各テクスト担当受講生による報告(あるいは授業担当者もしくはゲスト・スピーカーによるレクチャー)を行う。その後、まず受講生は各自の感想をメモに記す。その記述をもとにしてディスカッションを行う。ディスカッションの形式(グループ討議か全体討議か)については受講生数によりあらためて判断する。最後に、もう一度リアクションペーパーに各自のコメントを記す。授業担当者は次回授業の最初にそれらを紹介し、次のテクストへと向かう。
成績評価方法
平常点(毎時授業の出席状況および議論への貢献度)および担当報告の総合評価とする(前者60パーセント、後者40パーセント)。
履修上の注意
「教育哲学演習Ⅱ」も合わせて受講することが望ましい。受講生の積極的な参加を求める。