学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2026年4月20日
授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。
あたらしい史料学の展開
歴史を考察するうえで基盤となる史料をいかに扱い、いかに共有してゆくのか、その環境は大いに変化しつつある。史料を共有するもっとも基本的な媒体となってきた、書籍としての史料集も今後長期にわたってその形態や質を維持できるのか判然としない状況にある。代わってデジタルアーカイブやデータベース、大規模言語モデル(LLM)といった、ネットワークを介した情報源がよりアクセシビリティの高い媒体となりつつある。近代的な史料学の確立から凡そ130年を経て、今日我々は大きな転回点に立っていると言ってよい。伴って史料調査をめぐる手法・コンセプトも大きく変化しつつある。記された文字を正確に読み解くという根本的な課題に加えて、文化財保存科学の進展をふまえた史料組成の分析や、伝来過程における史料体裁の変更や保管環境の検討など、多岐にわたる情報の可視化・共有化が求められている。こうした調査過程から情報共有手法に至る一連の変化を踏まえることで、史料学の新たな方向性を考えてみたい。
MIMA Search