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最終更新日:2026年10月16日

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南北戦争前のアメリカ文学 8

デジタル人文学の方法論による南北戦争前のアメリカ文学の研究
 本授業は、デジタル人文学(Digital HumanitiesまたはDH)についてほとんど経験のない学生を主な対象とする入門的・実践的な授業である。近年、大規模言語モデルなどの発展により、AIを用いたテクスト分析が急速に広がっている。本授業では、そうした状況を踏まえつつ、文学研究においてデジタル技術をどのように活用できるのかを、実際に手を動かしながら考えていく。
 授業では、担当教員の専門である19世紀アメリカの有名な文学作品を読みながら、計算的アプローチによる文学テクスト分析を試みるが、各回の授業にあたっては、まず伝統的な作品の精読が何よりも重視される。テクストはGoogle Docsで共有し、参加者は学期を通じてコメントを書き込み、精読上の疑問や解釈、さらにはデジタル的な分析のアイデアを提案することが求められる。扱う手法には、n-gram、Word2Vec、BERT、生成AIなどが含まれるが、高度で大規模な分析を目指すわけではない。反復表現を抽出する、特定の語の周囲に広がる意味的なまとまりを可視化する、といった比較的シンプルな方法を通して、デジタル分析の基本的な発想と操作を学ぶ。また、簡単なコードを書いたり、小規模なアプリを作成したりするなど、いわゆるvibe codingも体験する。
 理論的な考察も歓迎するが、本授業で重視するのは、デジタルツールを実際に使ってみることである。成果の完成度よりも試行錯誤の過程を大切にし、実験が失敗に終わった場合や出力が整理されていない場合でも、そのプロセス自体を重要な学びとして評価する。
 これまで文学研究においてデジタル的手法の使用に不安やためらいを感じてきた学生をとりわけ歓迎する。特別な技術的背景は必要ない(担当教員も専門的な知識はまったく持ち合わせていない)。伝統的な文学研究の方法論は否定せず、従来のように丁寧にテクストを精読しながら、同時にデジタルなアプローチも試し、文学研究とデジタル技術の接点をともに探っていく。一方で、すでにデジタル人文学に関心をもつ学生の参加ももちろん歓迎する(当然のことながら、担当教員よりも遥かに専門的なデジタルに関する知識を持つ参加者は大いに感謝される)。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21263404
GHS-EA6D01L2
南北戦争前のアメリカ文学 8
古屋 耕平
A1 A2
金曜3限
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講義使用言語
日本語/英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
(履修者の人数と構成によって多少の変更の可能性あり。) 1.Introduction 2.Nathaniel Hawthorne, Mosses from an Old Manse 3.Nathaniel Hawthorne, Mosses from an Old Manse 4.Nathaniel Hawthorne, Mosses from an Old Manse 5.Nathaniel Hawthorne, Mosses from an Old Manse 6.Nathaniel Hawthorne, Mosses from an Old Manse 7.Herman Melville, Moby-Dick; or, The Whale 8.Herman Melville, Moby-Dick; or, The Whale 9.Herman Melville, Moby-Dick; or, The Whale 10.Herman Melville, Moby-Dick; or, The Whale 11.Herman Melville, Moby-Dick; or, The Whale 12.Herman Melville, Moby-Dick; or, The Whale
授業の方法
原則として対面で行うが、相談の上、適宜オンラインも取り入れる。(対面・オンライン併用型A)  参加者は学期中に最低1回のプレゼンテーションを行う。また、参加者は毎回の授業でコメントを提出し、それを元にした議論を行う。学期末には学期末レポート(大学院生は8000字程度、学部生は4000字程度)を提出する。  プレゼンテーション及び学期末レポートにおいては、高度な技術的完成度は求められない。学生は、自分が何を試みたのか、何がうまくいき何がうまくいかなかったのか、そしてその過程を通して何を学んだのかを振り返ることが奨励される。
成績評価方法
授業参加(ディスカッション、発表等)50%、発表及び学期末レポート50%
履修上の注意
発表とレポートの提出は必須。