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最終更新日:2026年10月16日

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イスラーム期西アジア史の諸問題

史料で読み解くイスラーム期エジプトのキリスト教社会
本講義は、イスラーム期のエジプト史を中心に、多数派であるムスリムの視点から語られがちな西アジアの歴史を、少数派であるキリスト教徒の側から捉え直すことを目的とします。西アジアはキリスト教発祥の地であり、この地域のキリスト教徒は2千年の歴史を持ちます。そのうち1400年はイスラーム教徒(ムスリム)と共に暮らしてきました。西アジアにおける宗教や民族を超えた共存のあり方、さらにはビザンツやローマ・カトリック世界とのつながりも示すことで、複雑にからまりあうイスラーム期西アジア史の諸問題について考えます。
 各回配布する史料(和訳か英訳を想定)を実際に読んでいただくことで、、受講者の皆さんが個々の関心に照らし合わせながら新たな視座を見出すことを目標とします。併せて各回の時代の雰囲気が伝わる建築や美術も紹介します。
 
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21262802
GHS-AS6E01L1
イスラーム期西アジア史の諸問題
辻 明日香
A1 A2
火曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1. イントロダクション 2. 古代末期:エジプトのキリスト教化 3. 7世紀:アラブ・イスラーム軍と地元のキリスト教徒。従軍、契約、殉教 4. 8世紀:コプト教会の成立 5. 9世紀:アッバース朝に仕えるキリスト教徒。ギリシア科学の翻訳と展開 6. 9-13世紀:アラブ・キリスト教神学の形成と発展 7. 10-12世紀:ファーティマ朝下のコプト教会 8. 11-13世紀:十字軍と地元のキリスト教徒。聖母マリア崇敬にみる相互影響 9. 12-13世紀:異宗派論駁書の流行と伝播 10. 13-14世紀:教会からモスクへ。東地中海におけるイスラーム化の諸相 11. 14-15世紀:迫害下の生存戦略。改宗、殉教、伝統の保持 12. 16-18世紀:オスマン朝下エジプトにおける教会の復興。政権やヨーロッパとの関係 13. 総括と試験
授業の方法
1. 当該回の歴史的展開や研究史上の問題を解説 2. 史料を配布(主に和訳か英訳、受講生の顔ぶれを見ながら調整)、コメントシートの記入 3. ディスカッション
成績評価方法
各回のコメントシート提出や発言40%、期末試験60% 期末試験では授業で取り上げた史料を出題しますので、史料の背景や内容について説明してください(持ち込み可)
履修上の注意
授業時の積極的な発言を歓迎します。準備学習(当該授業の西アジア史概説の予習、史料読解の復習、関連文献の調査)