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最終更新日:2026年10月16日
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上古中国語文法講義4
上古中国語文法研究4
中国語は二千数百年にわたる歴史的変化をほぼ間断なく文献によって検証し得る世界的に見て稀有な歴史性を有する言語である。概ね春秋時代後半から前漢時代(前6世紀頃~紀元前後)に行われていた上古中国語は、その概要を体系的に知り得るという意味において、その後の歴史的研究における出発点として位置付けられる。
本講義は2025年度、2026年度の2年間、約50回の講義によって、私が把握している上古中国語の文法体系とその特徴を論ずるものとして構想された。全体は形態論、品詞論、統語・文法範疇論に大きく分かれるが、本講義では統語論と文法範疇論を取り上げる。典型的な孤立語であり、すべての語類が同じスケールと同じ形を持つという形態的に極めて特殊な様相を呈する上古中国語において、様々な文法的な意味をどのように表現し分けられていたのだろうか。文献に残された言葉を辿ることを通して、上古の人々は身の回りの世界をどのようにとらえていたのか、言葉は明確な境界を持たない連続的な世界をどのようにカテゴライズしていたのかという疑問に答えを与えたいというのが、本講義の学術的背景である。
なお本講義は2年間4セメスターにわたる連続講義として構想されているが、個々のテーマは独立しており、1セメスターのみの受講も問題なく可能である。2025年度に行ったすべての講義原稿はUTOLで提供する。
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