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最終更新日:2026年10月16日
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中世文学研究
『水無瀬殿恋十五首歌合』研究
本年度は、『水無瀬殿恋十五首歌合』を輪読する。
『水無瀬殿恋十五首歌合』は、建仁2年(1202)秋に水無瀬離宮で後鳥羽院が主催した恋題尽くしの歌合である。歌題は、春恋・夏恋・秋恋・冬恋・暁恋・暮恋・羇中恋・山家恋・故郷恋・旅泊恋・関路恋・海辺恋・河辺恋・寄雨恋・寄風恋の結題十五題であり、季・場などと組み合わされた様々なシチュエーションの恋歌が展開する。歌合は、各題五番の計七五番、判者は釈阿(藤原俊成)。作者は、後鳥羽院・良経・慈円・公継・有家・定家・家隆・雅経・俊成卿女・宮内卿の10名で、新古今時代を担った歌人が揃い、後に『新古今和歌集』に入集する秀歌が数多く詠まれたこともよく知られている。
授業では、一人につき一番(歌2首と判詞)を担当してもらう。和歌を徹底的に読み解くのみならず、一首に込められた作者の意図は何か・その歌の何が評価されるのかということを考えてもらいたい。言葉・表現というミクロな視点と、時代背景・文化圏・文学史というマクロな視野を両立させることを意識しながら検討・考察を進め、作品の意図と言葉が構築する世界を読み解いてほしい。
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