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最終更新日:2026年4月20日

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健康と病いの医療社会学

応用倫理特殊講義VII
急性疾患が疾病構造の中心を占めていた時代、「健康」であるか、「病気」であるかは、ある程度明確に区分されていました。しかし、慢性疾患の増加に伴って、両者が重なり合うような「寛解者の社会(remission society)」(フランク)をわれわれは生きています。医療のあり方も大きく変化しつつあります。病気になった身体を治療する「病院医療」から、全住民のライフスタイルを監視する「リスクの医療」へとシフトしています。また、死にゆく過程や死、看取りをめぐる状況も以前とは大きく異なっています。本講義では、医療社会学や死と死別の社会学において彫琢されてきた概念を手掛かりに、健康、病い、死、悲嘆をめぐる現代的状況を読み解くと同時に、そこで求められる新たな「倫理」についても考えていきたいと思います。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21260821
GHS-GC6H01L1
健康と病いの医療社会学
鷹田 佳典
S1 S2
火曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1.イントロダクション:二つの医療社会学 2.病いの語り:倫理的証人になる 3.行為する英雄:医療者は英雄視されることを望んでいるのか? 4.ヘルシズム:不健康は悪なのか? 5.監視医療:内面化される医療的まなざし 6.感情労働:医療者が泣くこと 7.社会関係資本:健康格差が生まれる理由 8.死にゆく者の孤独:孤独死はさみしい死なのか? 9.曖昧な喪失/公認されない悲嘆:コロナ禍の看取り 10.継続する絆:仮想空間で生き続ける死者 11.脱近代の死:死はタブーから解放されたのか? 12.コンパッション・コミュニティ:コンパッションに基づく都市とは? 13.まとめ ※なお、授業の進み具合によって内容や順番が変更になる場合があります。
授業の方法
講義は基本的には講義形式で進める予定ですが、なるべく一方的な授業にならないよう、質疑応答の時間や受講者間のディスカッションの時間を設けたいと思います。積極的な授業参加を期待します。 また、毎回、授業後にリアクションペーパーを提出してもらい、次回授業の冒頭でリプライを行います。
成績評価方法
授業への参加(ディスカッションへの参加、リアクションペーパーの提出などで総合的に判断):50% レポート:50%
履修上の注意
次の時間に取り上げる概念を、参考書等で事前に概要を確認しておいてください。