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最終更新日:2026年10月16日

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西洋神秘主義思想史(1)

西洋神秘主義思想史(1)
 「神秘主義(mysticism, mystique, Mystik)」は、19世紀末から20世紀半ばにかけて、「宗教の本質への問い」と直結する特別な主題とみなされ、数多くの学者や思想家たちを惹きつけてきた。しかし、とくに20世紀後半以降の宗教研究においては、近代的な神秘主義理解のもつ偏りや歪みが批判され、神秘主義はかつてそれが放っていたような思想的魅力を失っていった。たほう、近代主義を超えた知のありかたを模索する現代の人文学の展開は、神秘主義の新たな思想的可能性を見出すことを促してもいる。神秘主義「再考」のためにまず要請されるのは、「神秘」なるものをめぐるさまざまな思想や実践の展開を歴史のなかに探ること、なかんずく神秘の「経験」をめぐるテクストに沈潜し、そこに息衝く別様の知を掬いあげることである。
 以上の見通しのもと、本講義では、現代における神秘主義研究の基本的前提と重要論点を確認しながら、古代ギリシア・ローマ世界から中世ラテン・キリスト教世界に至るまでの西洋における「神秘」という言葉の来歴、この言葉をめぐる思想・実践——後世に「神秘思想」「神秘主義」と呼ばれるもの——の諸相を概観する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21260602
GHS-GC6F01L1
西洋神秘主義思想史(1)
渡辺 優
S1 S2
月曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1.神秘主義はどのように語られてきたか 2.神秘主義をどのように語りなおすか 3.古代秘教主義の諸相① 4.古代秘教主義の諸相② 5.プラトン主義と新プラトン主義① 6.プラトン主義と新プラトン主義② 7.神秘のキリスト教化① 8.神秘のキリスト教化② 9.肯定神学・否定神学・神秘神学① 10.肯定神学・否定神学・神秘神学② 11.雅歌解釈の諸相① 12.雅歌解釈の諸相② 13.修道院神学と経験知
授業の方法
対面オンライン併用による講義形式。 文字通り、多くのテクストを共に読み(lecture)、説明や解釈を加えるかたちで進める。
成績評価方法
期末レポートを主とする。コメントシート等、授業への参加状況も評価の対象となりうる。
履修上の注意
各回の講義のハンドアウトは、原則として前日までにUTOLにアップする。教室参加者には紙で配布する。 Aセメの講義(西洋神秘主義思想史(2))に連続する。