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最終更新日:2026年10月16日

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文化史におけるスピノザ

文化史の文脈においてスピノザを読む(4)
オランダの哲学者スピノザ(1632-1677)ほどに、その評価の振幅の幅が広く、また様々な領域において影響力をもった哲学者は存在しない。死後暫くは「死せる犬」として遇されるが、18世紀の後半において、スピノザの思索の評価を巡って論争がドイツにおいて生じ、この論争(スピノザ論争=汎神論論争)はカントなども巻き込みながらドイツ観念論成立の一つの契機となった。その後、哲学史研究の興隆と共に、スピノザは哲学史の一齣として遇されるかに思われるが、20世紀後半、今度はフランスにおいて新しいルネサンスを迎える。アルチュセールやドゥルーズがこの哲学者に思考を賭ける。だが、その影響は狭い意味での哲学や思想に限られはしない。イギリスの作家ジョージ・エリオットは『エチカ』を英訳するし、アメリカの作家マラマッドは『修理屋』の主人公はスピノザを愛読する。一時期の大江健三郎が、残りの人生はスピノザを読んで過ごすと述べていたことはよく知られているだろう。スピノザの思索は、文学的想像力も刺激したのである。本演習では、スピノザの思索を文化史の文脈において読解することを通して、1/スピノザの思索の振幅ある受容の模様を検討し、2/スピノザの思索の可能性を探る。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21260001
GHS-XX6A02S1
文化史におけるスピノザ
鈴木 泉
S1 S2 A1 A2
木曜5限、木曜6限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
 今年度は、主に19世紀から20世紀前半におけるスピノザ(主義)の受容を対象として検討を進める。この時期は、スピノザ受容が、文献学的なスピノザ研究に移行していく時期でもある。ヨーロッパ各国におけるその模様をつぶさに検討したい。  授業は概ね隔週の進度で進めるが、教員を含めた参加者の都合と参加者によって内容が変化するので、日程と毎回の内容については初回のガイダンスにおいて確定する。
授業の方法
 教員による講義と参加者による発表によって授業を進める。教員は基本的問題設定を講義し、それをもとに参加者の院生が資料を読解・検討した成果を発表した後で、討論を行う。
成績評価方法
 平常点とレポート
履修上の注意
 初回は担当等を決めるので、必ず出席すること。  初回の授業の日程等については、UTOLで確認すること。  留学生の受講も予想されることもあって、初回数回は、オンラインでの実施も予想される。その後の実施方法やスケジュール等については初回に調整する。