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最終更新日:2025年4月1日

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デジタル人文学の研究方法論2

デジタル人文学の研究方法論2
長らく紙媒体に依拠してきた人文学は、今や様々な面でデジタル媒体に依拠せざるを得なくなりつつある。人文学の基礎である資料批判の手法は主に紙媒体に対して培ってきたものであり、人文学が学問としての基礎を維持し続けるためには、デジタル媒体の普及という新たな状況に対して資料批判の手法を再構築しなければならない。そして、この過程を通じて、人文学は、資料とそこから得られる情報の意義を再考するとともに、デジタル媒体の示す広汎な可能性に沿って自己を再規定する必要がある。人文情報学あるいはデジタル人文学(Digital Humanities)は、こうした課題解決のため、人文学研究者と情報学研究者が協働する場として世界で展開しつつある新しい枠組みである。

本授業では、Sセメスターの「デジタル人文学の研究方法論1」に引き続き、方法論のコモンズ(Methodological Commons)としてのデジタル人文学の理解を深めると同時に、実習を通じた各種スキルの習得や、自身の研究テーマに適した方法論の検討を行う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21259007
GHS-XX601LA1
デジタル人文学の研究方法論2
大向 一輝
A1 A2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
各回のテーマは以下の通りである。実習や議論を通じて履修者自身が人文学と情報技術の関わりを批判的に捉えつつ、研究活動に生かせるようになることが目的である。 ・テキスト加工・検索(正規表現・KWIC, diff, 編集距離) ・テキスト分析(Voyant Tools・前処理、他ツール) ・構造化テキストの利用 ・機械学習(POS, 固有表現抽出, Universal Dependencies) ・機械学習による分類、クラスタリング ・大規模言語モデルの利用 ・ネットワーク分析 ・時空間情報の活用 ・数値データ・統計 ・研究の再現・検証可能性 ・ワークショップ
授業の方法
ハイブリッド形式で実施する。講義・実習においてインターネット上の資料やサービスにアクセスするため、パソコンとオンライン接続環境を必須とする。パソコンはWindows・Mac・Linuxを問わない。
成績評価方法
各回の講義時に指示する課題の提出、期末のレポートによる。
教科書
とくに指定しない。
参考書
『欧米圏デジタル・ヒューマニティーズの基礎知識』(文学通信) 『人文学のためのテキストデータ構築入門』(文学通信) 『IIIFで拓くデジタルアーカイブ コンテンツの可能性を世界につなぐ』(文学通信) 『歴史情報学の教科書』(文学通信) 『日本の文化をデジタル世界に伝える』(樹村房) 『デジタル学術空間の作り方』(文学通信) A Companion to Digital Humanities, ed. Susan Schreibman, Ray Siemens, John Unsworth. Oxford: Blackwell, 2004. A Companion to Digital Literary Studies, ed. Ray Siemens, Susan Schreibman. Oxford: Blackwell, 2008
履修上の注意
人文社会系研究科「デジタル人文学プログラム」の履修希望者は本科目または「デジタル人文学の研究基盤2」のいずれかを履修する必要がある。 Sセメスターの「デジタル人文学の研究方法論1」の履修を推奨するが、単独での履修も歓迎する。