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最終更新日:2025年4月21日
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日韓比較社会論
比較の視点に基づくアジア社会研究:国際発信のための第一歩
本授業では、主に国際ジャーナルに掲載された日本や韓国等のアジア社会を対象とした実証論文の講読を通じて、比較の視点に基づく実証的な社会研究をどのように進めていくべきかを考えていきます。
日本や韓国等のアジア社会を対象とする研究を、国際ジャーナルに投稿する場合、対象社会になじみのない人々がその読者(あるいは査読者)となります。この場合、比較の観点に基づきながら、対象社会の位置付けや文脈の説明を適切に行いつつ論述を進めていくことが必要となります。これらの課題を先行研究はどのように解決しているのか、またそれらを自らの研究にどのように活かしていけるのかを考えていくことが、本授業のねらいとなります。
具体的に本授業では、担当教員による講義をまず行った後、参加者のみなさんと講読対象論文を決め、講読を進めていきます。また参加者による研究発表も適宜行います。
講読対象とする論文は、参加者の関心に応じて、量的手法のみならず質的手法に基づくものもとりあげます。量的手法になじみのない参加者のために、適宜、計量分析結果の読み取り方についての講義も行います。
これらを通じ、比較の視点に基づく実証的な社会研究の進め方とその意義について理解を含め、それらを自らの研究に生かしていく力を養うことが本授業の目標です。
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