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最終更新日:2025年4月21日

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文化資源としての書物 I

本授業では、身の回りにある書棚から出発し、古書へと遡りながら、どのように「文化資源としての書物」を後世に伝え、継承するかということを探求します。考察対象とするのは、さまざまな形態の洋古書です。冊子本は、紙を折り、折丁を束ね、綴じることで1冊の本として出来上がります。本授業は、「本のかたち」に着目し、どのように本がつくられたのか、実際に貴重書に触れることを重視しています。さまざまな本のかたちへの理解を深め、本づくりや保存修復の観点からも、次世代に「文化資源としての書物」を伝える方法を考えましょう。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21255071
GHS-CR602SA1
文化資源としての書物 I
野村 悠里
S1 S2
水曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
本授業は、13回の授業とグループワークを通じて「本のかたち」を理解することを目指します。手作業や写真撮影をまじえながら、製本・印刷・ブックデザイン・保存修復のトピックを学び、「文化資源としての書物」を後世に伝える方法を探求します。 第1回:はじめに 第2回:書棚探索1 第3回:書棚探索2 第4回:「本のかたち」を読む1 第5回:「本のかたち」を読む2 第6回:「本のかたち」を撮る1 第7回:「本のかたち」を撮る2 第8回:本づくり―手製本1 第9回:本づくりー手製本2 第10回:文化資源として伝える1 第11回:文化資源として伝える2 第12回:文化資源として伝える3 第13回:まとめ
授業の方法
学生参加型の演習形式
成績評価方法
授業参加、グループワーク、課題で評価する
教科書
特に指定しない
参考書
東京大学文化資源学研究室編『文化資源学――文化の見つけかたと育てかた』新曜社、2021年。 野村悠里『書物と製本術――ルリユール / 綴じの文化史』3刷、みすず書房、2022年。 コブデン=サンダーソン『美しい書物/アーツ・アンド・クラフツ運動』幻戯書房、2025年。 鳥海修他『本をつくる: 書体設計、活版印刷、手製本—―職人が手でつくる谷川俊太郎詩集』河出書房新社、2019年。
履修上の注意
定員になりましたので締め切りました。(貴重書室の利用人数が限られているため、履修を希望される方はあらかじめメールアドレス宛にご連絡ください。)