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最終更新日:2025年4月21日

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アーカイブズ学

2025年度アーカイブズ・カレッジ(史料管理学研修会通算第71回)国文学研究資料館主催
古文書・公文書から電子記録まで、アーカイブズ(記録史料)は、人類共有の文化遺産として、また現代に生 かすべき情報資源として、極めて大切なものです。近年、日本でもアーカイブズの重要性に対する認識が高 まり、文書館・資料館等の史料保存利用機関が増加するとともに、これらの機関においてアーカイブズの保存 と利用サービス等の業務を担うアーキビスト(記録史料専門職員)の養成が急務となってきています。国文学 研究資料館では、このような動きに応えるべく、「アーカイブズ・カレッジ」を実施し、アーカイブズの収集・ 整理・保存・利用等に関する最新の専門的知識、技能の普及に努めています。特に長期コースではアーカイブ ズ学の研究に意欲を持つ方を歓迎します。なお、この研修会は14の大学院で単位認定されており、大学院教育 協力の一つの形でもあります。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21255053
GHS-CR602SA1
アーカイブズ学
藤實 久美子
S2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
●前期 7月22日(火)~8月 8 日(金)14日間 〔科目1〕アーカイブズ総論/1.現代社会とアーカイブズ(藤實久美子)2.アーカイブズの歴史(湯上良・昭和女子大学)3.アーキビストの役割と養成(森本祥子・東京大学)4.アーカイブズの管理と公開(太田尚宏)5.アーカイブズ管理の実際(藤實久美子、太田尚宏)6.アーカイブズ機関の組織と運営(於:国立公文書館)7.アーカイブズと情報技術(元ナミ・東京大学)8.類縁機関連携論(元ナミ・東京大学) 〔科目2〕アーカイブズ資源研究/1.アーカイブズ資源研究総論(西村慎太郎)2.電子記録認識論(福島幸宏・慶應義塾大学)3.近現代組織体の記録と管理(政府:佐藤大悟・青山学院大学、外務省:熊本史雄・駒澤大学)4.前近代の組織体の記録と管理(幕藩:藤實久美子、町・村:渡辺浩一)5.アーカイブズ構造論(組織・個人文書:阿久津美紀・立命館大学、家文書:西村慎太郎) 〔科目3〕アーカイブズ管理研究Ⅰ/1.アーカイブズ管理研究総論(坂口貴弘・創価大学)2.組織体の記録管理(政府:国立公文書館職員、地方自治体:太田富康・元埼玉県立文書館、企業:西川康男・ARMA 東京支部)3.アーカイブズの評価選別(坂口貴弘・創価大学、神奈川県立公文書館職員)4.民間アーカイブズ ・ コントロール論(太田尚宏) ●後期 8月18日(月)~9月 5 日(金)15日間 〔科目4〕アーカイブズ管理研究Ⅱ/1.アーカイブズ記述編成論総論(太田尚宏)2.文化資源アーカイブズ記述論(岡﨑真紀子)3.アーカイブズ情報システム論(久保山哲二・学習院大学)4.前近代アーカイブズの記述編成実践(太田尚宏、西村慎太郎)5.近現代アーカイブズの記述編成実践(太田尚宏、藤實久美子) 〔科目5〕アーカイブズ管理研究Ⅲ/1.アーカイブズ法社会論(清水善仁・中央大学)2.アーカイブズの管理と組織連携(行政機関:関根豊・神奈川県立公文書館、民間組織:齋藤柳子・記録の森研究所)3.アーカイブズ法制論(早川和宏・東洋大学)4.アーカイブズ業務と社会還元 ( 意義と役割:富田健司・寒川文書館、地域文化への貢献:西村慎太郎、視聴覚資料:児玉優子・放送ライブラリー)5.アーカイブズ管理の実際(於:放送ライブラリー) 〔科目6〕アーカイブズ管理研究Ⅳ/1.アーカイブズ保存の理論・保存アセスメント(青木睦・学習院大学)2.保存科学( 媒体:貴田啓子・東京芸術大学、桐野文良・横浜国立大学、環境制御:間渕 創・文化財活用センター、佐藤嘉則・東京文化財研究所)3.予防措置論(高科真紀・国立民族学博物館、青木睦)4.修復技術論(金山正子・元興寺文化財研究所、青木睦、高科真紀)5.施設管理論(青木睦)6.被災資料保全活動論(天野真志・国立歴史民俗博物館)
授業の方法
講義、実習、現地見学
成績評価方法
修了論文 (12,000 字程度)を複数教員が審査する。
教科書
国文学研究資料館編『アーカイブズ学入門』(勉誠社、2024年)
参考書
国文学研究資料館史料館編『アーカイブズの科学』(柏書房、2003年) 国文学研究資料館編『アーカイブズの構造認識と編成記述』(思文閣出版、2014年) 国文学研究資料館編『社会変容と民間アーカイブズ』(勉誠出版、2017年)
履修上の注意
(1)履修登録とは別に、国文学研究資料館に受講申し込みが必要です。 (2)定員を超過した場合には、書類審査により選考するので、特に「修了論文予定題目の概要」800字を、関連Webページに掲載されている前年度テキストや、上記参考書などを参照して、きちんと書いて下さい。 (3)関連Webページに掲載されている時間割外に、修了論文指導ゼミがあります。