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最終更新日:2025年4月21日

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展示企画論

ミュージアムの展示をめぐる諸問題
「ミュージアムの展示」という言葉からみなさんは何を連想するでしょうか?
「何十万人もの人が訪れる大展覧会」といった華やかなイベントを想像する方もいれば、「テーマを決めてコツコツと資料を分類して並べる常設展」といった地道な側面を連想する方もいることでしょう。むろんそういった行為が現代のミュージアムの営みの大きな部分を占めていることは間違いありません。
しかし、ミュージアムの歴史をひもとくと、一筋縄ではいかない諸問題や論争がときに巻き起こってたのも事実です。本講ではミュージアムの展示をめぐる諸問題について講師もみなさんとともに学んでいきたいと考えています。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21255001
GHS-CR601LA1
展示企画論
村上 敬
S2
水曜5限、水曜6限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
*下記内容をS2の講義期間内に配分して講述する予定です。 *講師の専門の関係から美術館をめぐる話題が中心になるかと思いますが、それ以外のミュージアムについても折に触れて情報を保管していく予定です。また、ミュージアム界をめぐる社会情勢の変化によって一部内容の差替があり得ます。 1 オリエンテーション 2 ミュージアムの資料について―そもそも何が「展示」されるのか 3 ミュージアムの企画について―キュレーションをめぐって 4 展示の歴史(1)展示の萌芽―西洋の近代以前を中心に 5 展示の歴史(2)展覧会と博物館―近代以降の日本を中心に 6 公立美術館における展示の実際(1) 7 公立美術館における展示の実際(2) 8 ミュージアムと社会(1)美術館における情報提供 9 ミュージアムと社会(2)美術館において観ることとは何か 10 ミュージアムと社会(3)ミュージアムと中心/周縁 11 ミュージアムと社会(4)負の遺産――災害や戦争の表象 12 ミュージアムと社会(5)ミュージアムとジェンダー 13 まとめと展望
授業の方法
対面授業で実施します。
成績評価方法
最終レポート100%
教科書
とくに定めません。必要な資料はその都度配布します。
参考書
とくに定めません。各回の講義において必要に応じて参考文献を紹介します。
履修上の注意
・美術館や博物館に一度は足を運び、実際にその空間に身を置いてください。