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最終更新日:2025年4月21日

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タイ史概論

タイ史概説
この授業では、タイの歴史の概要を主に政治史と社会経済史の側面から理解することを目的とします。タイは東南アジアで唯一独立を守り通した国であり、非常にユニークな歴史を経験してきました。第2次世界大戦時には日本の「同盟国」となりながらも終戦後は敗戦国としての扱いを受けずに済み、戦後は西側各国の援助の下で順調な経済発展を遂げて、これまで比較的順調な国家運営を行ってきました。他方で、近年は経済成長にも陰りが出て、政治対立が顕在化するなど様々な問題も浮上しています。授業では主に政治史と社会経済史の側面からタイの歴史を見ていきますが、適宜世界史や東南アジア史の中での位置づけにも言及していきます。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21252803
GHS-AS601LE1
タイ史概論
柿崎 一郎
S1 S2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
①イントロダクション ②タイ族とタイの領土(~12c) ③タイ族ムアンの成立(13c~16c) ④アユッタヤー朝の興亡(17c~18c末) ⑤トンブリー朝とラッタナコーシン朝(18c末~19c前半) ⑥開国と領域の確定(19c後半~20c初) ⑦絶対王政の確立(1880s~1920s) ⑧立憲君主制への転換(1930s) ⑨第2次世界大戦(1940s) ⑩復興と開発の時代(1950s~1960s) ⑪民主化への模索(1970s~1980s) ⑫民主化の功罪(1990s~2000s) ⑬継続する対立(2000s~) ⑭最終試験
授業の方法
講義形式で行う予定ですが、履修者数によっては発表形式に変更する可能性があります。
成績評価方法
小テスト60%、最終試験40%で評価します(講義形式の場合)。
教科書
柿崎一郎 [2007]『物語 タイの歴史』中央公論新社
参考書
飯島明子・小泉順子編 [2020]『』世界歴史大系 タイ史』山川出版社 柿崎一郎 [2022]『一冊でわかるタイ史』河出書房新社 Pasuk Phongoaichit & Cris Baker [1995] Thailand: Economy and Politics. Oxford: Oxford University Press. Terwiel, B.J. 2005. Thailand’s Political History: From the 13th Century to Recent Times. Bangkok: River Books. Wyatt, David K. [1982] Thailand: A Short History. Bangkok: Suriwong Book Center.
履修上の注意
毎回前回の内容を確認する小テストを行うので復習をしてください。