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最終更新日:2025年4月21日

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ルネサンス人文主義の美学的諸問題

ルネサンス人文主義の美学的諸問題/Aesthetic Problems of Renaissance Humanism
ルネサンス期ヨーロッパを席巻した人文主義(ヒューマニズム)の潮流を、美学の観点から再考します。イタリアを中心に新しい多彩な芸術が生まれたこの時期、哲学もまた人文主義の名のもとに人間の不定形さ、見かけの不確実さ、言葉の曖昧さについての透徹した洞察をもたらしました。とくに芸術と哲学が交差する「見かけ」「あらわれ」「イメージ」の問題に着目しながら、ルネサンス人文主義の洞察を感性的人間の諸相を照らし出すものとして検討します。あわせて、後世への影響と拡散の諸系譜も考察します。受講者には、レポートのほか、関連文献の読解や毎回の議論への参加を求めます。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21250702
GHS-GC601LG1
ルネサンス人文主義の美学的諸問題
岡本 源太
A1 A2
月曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1 再生、危機 2 見かけ、眼差し 3 多様、未完 4 経験、物語 5 歴史、修辞 6 寓意、解釈 7 逆説、冗談 8 狂気、反語 9 尺度、検討 10 判断、想像 11 欺瞞、懐疑 12 直言、不信 13 意志、摂理 14 精神、変形 15 イメージ、真理
授業の方法
講義、および議論(ディスカッション)
成績評価方法
平常点(関連文献の読解や議論への参加)、レポート
教科書
とくになし。
参考書
西洋ルネサンスの哲学史・美術史の基礎知識については、以下の3冊で得ることができる。 ・伊藤博明責任編集『ルネサンス』(哲学の歴史・第4巻)、中央公論新社、2007年 ・小佐野重利ほか『百花繚乱のイタリア、新たな精神と新たな表現』(西洋美術の歴史・第4巻/ルネサンスI)、中央公論新社、2016年 ・秋山聰ほか『北方の覚醒、自意識と自然表現』(西洋美術の歴史・第5巻/ルネサンスII)、中央公論新社、2017年 そのほか授業中に指示する。
履修上の注意
・西洋ルネサンスの哲学史・美術史の基礎知識について、概説書等で補うこと。 ・講義で出会った概念・人名・地名・作品などを、事典等で調べること。 ・講義で言及した文献を読み、作品を見ること。また、関連する文献や作品を探すこと。 ・講義内容をまとめるだけでなく、興味をもった論点について自主的に研究すること。