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最終更新日:2025年10月17日
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ユダヤ教概念の系譜
ユダヤ教概念の系譜
ユダヤ教とは何か。それを探究するための方法のひとつとして、ユダヤ教がどのように描かれてきたのかを検討することが挙げられる。それは、ユダヤ教の歴史的な展開をたどることや、現代世界におけるユダヤ教の多様なあり方を明らかにすることとは異なるアプローチであり、端的に言えば、「ユダヤ教とは何か」という問題そのものを問うことである。古代以来、ユダヤ教の内部で対立的な宗派や集団が形成され、「正しい」ユダヤ教をめぐってさまざまな論争が生じた。また、中世には哲学的な思想文化のなかで、ユダヤ教についての新しいとらえ方が示された。さらに、カバラーと呼ばれる神秘主義的な思想および運動は、神と人間のかかわりについてのユダヤ教の伝統的な理解を大きく変える原動力となった。そして、近現代においては、ユダヤ教はひとつの「宗教」として定義され、宗教史や比較宗教などの研究の対象となった。本講義では、こうした多様なユダヤ教の描かれ方を4つのテーマに分けて検討する。
本講義の到達目標は以下の3点である。①ユダヤ教を描こうとする者たちの目的や意図を、その歴史的文脈とともに理解する。②ユダヤ教についての異なる描写を比較することができる。③ユダヤ教の事例を通じて、研究と運動の関係性や、宗教を比較するという研究方法について、履修者自身が自分の見解を表現できる。
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