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最終更新日:2024年10月18日
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植民地朝鮮をエスノグラフィーする
植民地朝鮮をエスノグラフィーするー植民地という日常
本講義は、植民地期朝鮮を市井の人々の生活世界に焦点をあて、植民地権力とはどのように日常的実践のなかで展開されるものであったのか、文化人類学の民族誌的アプローチから考える。特に、日本本土('内地')・朝鮮半島('外地’)の両地域に暮らした人々、すなわち’内地人’、在朝日本人、あるいは朝鮮人(のちの在日朝鮮人を含む)の記憶と語り等から、日本帝国下の朝鮮半島をエスノグラフィー(民族誌)的に提示し、人々の日常から見た植民地朝鮮を考察する。
本講義の目的は、歴史事象について多様な史資料を収集し、民族誌的に記述、分析する方法論を検討することにある。また、ポスト・トゥルースの時代といわれる現代の「歴史認識」と人々の記憶・言説の問題を最後に受講者とともに考えたい。
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