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最終更新日:2024年4月22日

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舞踊概論

舞踊概論
言葉を用いず身体で表現する舞踊は、人々の生活の中で、また舞台上で様々に変化してきました。この授業では舞台芸術としての舞踊を中心に、歴史を辿りながら身体が何を表してきたのかを学びます。舞踊の映像を見ながら、具体的な身体の動き、身振り、表情、衣装、照明などを分析し、ときには実際に身体を簡単に動かして経験しながら理解を深めます。さらにそれぞれの舞踊の背景にある社会、文化との関連を理解、考察することで、舞踊と身体への視座を広げることが目標です。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21245101
GHS-CR6B01L1
舞踊概論
稲田 奈緒美
S1 S2
月曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1.ガイダンス、戯曲・オペラ・バレエによる「ロミオとジュリエット」 2.宮廷バレエと政治の場 ~踊る王様と貴族たち 3.ロマンティックバレエとロマン主義 ~今ここ、ではないどこかへ 4.クラシックバレエと大衆化 ~より高く・速く・強く 5.古典バレエと現代的な解釈 ~『ジゼル』、『白鳥の湖』 6.バレエリュスの天才たち ~ディアギレフ、ニジンスキー、ストラビンスキー 7.モダンダンスの誕生 ~女性たちの身体と“自由な表現” 8.ポスト・モダンダンスの挑戦 ~ダンスの民主化 9.ダンスシアターによる越境 ~ピナ・バウシュの創作法 10. 現代のコンテンポラリーダンス ~一人一派のリアリティ 11. 西洋舞踊の日本への移入 ~ナンバと行進 12. 暗黒舞踏の誕生と衝撃 ~土方巽と1960年代 13. 地域や社会に役立つコミュニティダンス ~観客から参加者へ
授業の方法
授業はテーマに関する図像や映像を見ながら進め、ときには様々なダンスの特徴や動きの原理を理解するため、簡単に身体を動かします。目と耳で学んだ知識だけでなく、自分の身体感覚として理解する、あるいは違和感から新たな発見をする試みを楽しみながら参加する学生を歓迎します。
成績評価方法
授業内レポート、学期末レポート及び授業への参加状況
教科書
特に使用しません。授業で適宜指示します。
参考書
『土方巽 絶後の身体』稲田奈緒美、NHK出版、2008 その他、授業時に適宜紹介します。
履修上の注意
予備知識は必要ありませんが、芸術、文化への柔軟で多角的な視点をもって授業に参加してください。 また、舞踊の醍醐味は実際に現場に行って見る、踊ることで味わえます。授業の前後に関連する舞台公演を鑑賞したり、祭りやライブなどで臨場感を体験することが、授業をより理解する助けになります。映像やネット配信で容易に見ることができるダンスとの違いを、意識的に探すようにしてください。