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最終更新日:2024年4月22日

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文化資源としての書物(1)

文化資源としての書物 (1)
本演習では身近なところにある「書棚」から出発し、「文化資源としての書物」をどのように後世に伝え、継承するかということを探求する。身近なところにある「書棚」に、本はどのように陳列されているだろうか?また、かつて「書棚」があった場所に、昔はどのような本が並び、隣りあっていただろうか?考察対象とするのは「書棚の今と昔」、書物のコレクション、読書空間、本のライフサイクル、保存修復、製本など、何世代にもわたり受けつがれてきた書物が語る物語である。本授業では貴重書をふくめ、実際に古今東西の書物を手に取ることを重視している。さまざまな年代と形態の本を調査し、「文化資源としての書物」を次世代に伝える方法について考察することを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21245071
GHS-CR6A02S1
文化資源としての書物(1)
野村 悠里
S1 S2
火曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
第1回目で授業概要と授業目標を説明する。Sセメスターでは「書棚の今と昔」の事例として、関東大震災後に東京大学に寄贈された「青洲文庫」について、グループワークを行う予定である。本演習の履修生による授業成果は、図書館総合展ホームページ(「文化資源としての書物」履修生ポスター発表、2022年度来館者投票賞受賞)で公開しており、継続して調査を行う。 第1回:はじめに 第2回:書物探訪ー書棚の今と昔1 第3回:書物探訪ー書棚の今と昔2 第4回:書物探訪ー書棚の今と昔3 第5回:グループワーク企画と構想1 第6回:グループワーク企画と構想2 第7回:グループワーク企画と構想3 第8回:グループワーク企画と構想4 第9回:グループワーク企画と構想5 第10回:調査とプレゼンテーション1 第11回:調査とプレゼンテーション2 第12回:調査とプレゼンテーション3 第13回:まとめ
授業の方法
学生参加型の演習形式
成績評価方法
授業参加、グループワーク、課題で評価する
教科書
特に指定しない
参考書
東京大学大学院人文社会系研究科編『記憶と再生――文化資源学の構想』東京大学、1998年。 東京大学文化資源学研究室編『文化資源学――文化の見つけかたと育てかた』新曜社、2021年。 野村悠里著『或る英国俳優の書棚』水声社、2024年。 ヘンリー・ ペトロスキー著 『本棚の歴史』白水社、2017年。 ウンベルト・エーコ、ジャン=クロード・カリエール著『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』CCCメディアハウス、2010年。
履修上の注意
初回授業は4月9日(火)に行う。履修希望者は初回授業に出席のこと。