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最終更新日:2024年4月22日

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場所の記憶論

 本演習は、「場所の記憶」がどのように生成・継承・変容・再生成・消失するのかを、さまざまな角度から考える。「場所の記憶」といっても、場所そのものが何かを記憶するわけではないのだから、あくまでも人間が過去に由来する何らかの意味や思いを各場所に関連づけて認識している、という構図を想定する必要がある。
 「場所の記憶」のなかには、いわば地域史として編まれ、公的ないしは半公的に継承されていくものもあれば、ひっそりと生まれ、いつの間にか変化しながら引き継がれていくもの、またその過程で消えゆくもの、さらには途中で新たに復活するものなど、さまざまな様態がある。そこには、人間集団の記憶術や忘却術も作用する。
 本演習では具体的な事例を通して、場所を介した人間と過去とのつながり、また過去を介した人間と場所とのつながりについて、全員で考える。受講者は各自の関心(修士論文や博士論文のテーマも可)に沿った事例を報告し、その内容を全員で討議する。
 授業の一環として、本郷界隈を歩きながら、本郷という場所の記憶について現地で考える予定。方法論としての「まち歩き」の有効性も検討する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21245055
GHS-CR6E02S1
場所の記憶論
松田 陽
A1 A2
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
授業スケジュール案(調整の可能性あり) Week 1: イントロダクション Week 2: 本郷歩き 1 Week 3: 受講者による事例報告と全体討議 Week 4: 受講者による事例報告と全体討議 Week 5: 受講者による事例報告と全体討議 Week 6: 受講者による事例報告と全体討議 Week 7: 本郷歩き 2 Week 8: 受講者による事例報告と全体討議 Week 9: 受講者による事例報告と全体討議 Week 10: 受講者による事例報告と全体討議 Week 11: 受講者による事例報告と全体討議 Week 12: 受講者による事例報告と全体討議 Week 13: 受講者による事例報告と全体討議
授業の方法
各受講者は授業期間中に1~2回発表を行い(受講者数に応じて調整)、その発表資料を整理したものを学期末に提出。
成績評価方法
①発表(構成・論理展開・プレゼンテーション)、②全体討議への参加、③期末提出物を総合的に評価。
教科書
特になし
参考書
演習で読む文献を授業中に示す
履修上の注意
授業中の議論への積極的な参加を求める