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最終更新日:2024年4月22日

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神田の文化資源

神田の文化資源
 神田というフィールドを対象に、文化資源学と文化経営学を融合させた方法論を探究する。我々は、神田エリアにどのような文化資料体を見出すことができるだろうか。その資料体をどのように調査すれば資源化できるだろうか。またそうして資源化された「文化資源」を、今度はどう経営すべきだろうか。木下直之2004「文化資源学の現状と課題」に即していえば、本演習の参加者は料理人となり、神田エリアに食材を見出し、料理していく。すでにあるインスタント食材で文化財活用を考えるのではなく、神田エリアの物理的な探索と歴史資料の渉猟・吟味を通した新食材の開発から始め、人文社会系の学問知に即した文化資源の料理法を考える。
 本演習は、三菱地所株式会社と行う共同研究「神田エリアの歴史遺産とその評価」の一環として行う。この共同研究の目的は、神田エリアにおける土地利用、産業、文化活動の変遷をたどるとともに、同エリアの有形・無形の歴史資産を特定し、文献精査とフィールドワークを通してその社会的価値を明らかにすることにある。
 「神田エリア」はおおむね旧神田区(1878〜1947年)の区域を指すが、本演習ではとりわけ①教育施設・病院・古本屋・楽器店・スポーツ用品店が集中する神田錦町、一ツ橋、神田神保町、神田小川町、神田駿河台、神田淡路町を中心としたエリアと、②大規模開発を免れてきたがゆえに古い町割りや建造物が残る内神田、神田司町、神田多町、神田須田町等のエリアに焦点をあてて研究調査を行う。ただし、必要に応じて神田エリア内の他地域や隣接エリアも調査対象とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21245054
GHS-CR6E02S1
神田の文化資源
松田 陽
S1 S2
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
最初に担当教員から本演習の趣旨と神田エリアの概要を説明する。その後、各人が神田の文化資源を一つ選び(一グループでも良い)、いかなる方法でそれを調査すれば、文化資源学あるいは文化経営学として意義のある新知見が得られるのかを全員で議論する。その後、当該方法に基づいた調査を各自が行い、成果を発表する。授業期間中には神田エリアのフィールド踏査も全員で行う(2-3回予定)。
授業の方法
各受講者は授業期間中に1~2回発表を行い(受講者数に応じて調整)、その発表資料を整理したものを学期末に提出。
成績評価方法
①発表(構成・論理展開・プレゼンテーション)、②全体討議への参加、③期末提出物を総合的に評価。
教科書
なし
参考書
神田エリアに関する基礎的な歴史資料は担当教員が授業中に示す
履修上の注意
授業中の議論への積極的な参加を求める