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最終更新日:2024年4月22日

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日本中世の古文書について

古文書学入門
文系の学問でありながらも、日本史学は科学である。それは歴史資料を根拠として、それをもとに歴史事実を復元する、というある意味客観的な作業を、根本に有するからである。その上で、史実を集積して歴史像を形成し、複数の歴史像を素材として歴史観を抽出する、というふうに日本史学は進んでいく。
つまりは日本史学の根本には歴史資料の解釈があるのだが、もっとも信頼性の高い歴史資料が古文書と古記録(日記)である。古文書の解釈は過去の社会の一断面を復元する試みであるが、それを有効に行うことにより、政治構造の解析や歴史的人物の認知が可能になる。
本講座は講師が毎回適切な古文書を用意し、それを読み進めることにより、日本史のあり方に近づこうとするものである。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21245032
GHS-CR6A01L1
日本中世の古文書について
本郷 和人
A1 A2
金曜6限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
講師が毎回古文書(のコピー)を用意し、それをもとに講義を進める。古記録を読む行いが「古記録学」といわれることがない(そう言っている研究者も存在はするが、それは正しくないと私は考えている)のに対し、古文書を読むことがかつてより「古文書学」と称されることの意味を得心してもらえるような講義にしたい。
授業の方法
基本的に講師の講義とする。 参加人数により、出席者にも史料の講読を分担して報告してもらうことを考えている。
成績評価方法
出席状況、担当回での報告内容により評価する。日本史学への習熟は評価の基準にはならない。
教科書
適宜コピー等を配付する。
参考書
佐藤進一『古文書学入門』法政大学出版局 必携ではない。
履修上の注意
日本史に関する専門性や、日本史の史料に関する習熟度は問わない。歴史叙述がどのような史料から成り立っているのかを理解することが目標である。講師とともに、日本史の動的な側面(講義で説明する)を楽しんでほしい。