前期は7月16日(火)17日(水)、後期は1月の集中講義期間に2日間、合計4日間の集中講義として行う。
前期1日目:
・実務経験をもとに、教員が展覧会を支える構造について解説する。
・展覧会の会場において、また図録などの資料から、展覧会の構造をどのように読み取るかを学ぶ。
・キュレーターが展覧会企画時に意識するいくつかの文脈(美術館にとっての企画の意義、社会におけるその展覧会の意義、社会の中でその展覧会がどのような文脈に位置づけられるのか、など)、展覧会の文脈を作る要素(美術館自体が持つ背景、学芸員の研究内容、研究者のネットワークなど)を具体的展覧会を素材に、読み取学び、展覧会の「鑑賞」行為からは見えにくい企画プロセスを、見る立場から読み取ることを試みる。
前期2日目:
学外に出て、展覧会を訪ねる。グループ単位で、会場で読み取れることを最大限に集め、整理し、プレゼンテーションへとまとめる。
後期:展覧会の訪問、読み取り、資料収集、プレゼンテーション準備、最終ディスカッションを行う。