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最終更新日:2024年10月18日
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東京大学の埋蔵文化財と文化資源
東京大学の埋蔵文化財と文化資源
東京大学は、1983年に臨時遺跡調査室(現在の埋蔵文化財調査室)を開設して以来、本郷キャンパスの発掘を営々と続けてきた。東京でこれほど徹底的に掘られ続けている場所はほかにない。かつての加賀藩邸跡に東京大学がほぼそのまま存在しているがゆえに、発掘成果は近世考古学という学問領域の成立に大きく貢献し、発掘対象は古いほどよいとされてきた考古学の在り方を根底から変えた。
本講義では、発掘の成果に加えて、地上に「埋蔵」されているもの(見えているのに気づかないもの)にも目を向け、東京大学本郷キャンパスがどのように形成され、今日の姿に至ったかをたどる。東京大学の「文化資源」を発掘しようとする試みでもある。
文化資源学研究室と埋蔵文化財調査室が組み、さらに総合研究博物館、文書館の教員が参加し、リレー形式で東京大学の姿を明らかにする。キャンパスツアーもある。東京大学に入学しても、大半の学生は東京大学を知らずに卒業していく。それはもったいない。
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