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最終更新日:2024年4月22日

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移民の社会学

移民、人種・エスニシティ研究と/の認識論的検討
本授業は、国内外の社会学(特に移民・国際社会学分野)の文献講読と参加者の研究報告および討論を通して、当該分野に関する基礎的な議論を理解するとともに、自らの研究を進める上で必要な社会学的視点の獲得、先行研究の批判的検討、問題設定および論理構成の力を養うことを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21244157
GHS-SC6A02S1
移民の社会学
高谷 幸
S1 S2 A1 A2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
4
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
文献講読と参加者の研究報告および討論からなる。 社会学が社会認識に依拠する学問である以上、自らの認識論的立場を常に問い直す必要がある。とりわけ現代の「移民・難民問題」や「パレスチナ問題」にたいするグローバル・ノースの対応を鑑みると、時事的な分析だけではなく、それらを支えている知の再検討が求められていると考える。 こうした問題意識のもと、本授業の文献講読では、自らの認識論的立場を検討するにあたって手がかりとなると思われる研究を扱う。具体的には、Sタームでは社会学の脱植民地化を提起する研究とそれに影響を受けた移民研究、Aタームでは、フェミニズム研究などが提起したスタンドポイント理論とそれに関連する社会学的研究などを扱う予定。 なお詳細は、初回の授業で指示する。
授業の方法
文献講読は、報告担当者の報告と参加者の討論によって、研究報告は、発表者の報告と参加者の討論によって進める。 初回授業で、参加者の希望も聞きながら、文献講読と研究報告の順番を決める。
成績評価方法
授業の参加度(発表・質疑応答など)により評価する。
教科書
Sタームについては、 1. バンブラ,ガルミンダ,K., 2013『社会学的想像力の再検討:連なりあう歴史記述のために』(金友子訳、岩波書店) 2. Favell, Andria, 2022, The integration nation: Immigration and colonial power in liberal democracies. Polity. などを扱う。 なお入手方法は講義中に指示する。
参考書
講義中に適宜紹介する。
履修上の注意
特になし。 参加者の関心などにより、扱う文献は変更する可能性がある。