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最終更新日:2024年4月22日

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科学技術の社会学

科学技術の社会学
現代社会は高度な産業社会であり、科学・技術によって支えられています。同時に科学・技術が社会問題を引き起こすこともありますが、その解決においても科学・技術を抜きに語ることはできません。一方、科学・技術も社会からの支援なしには成り立たない営みです。つまり科学・技術と社会のかかわりは、社会の側にとっても、科学・技術にとっても重要な意味をもっています。このような問題領域は社会学的な対象として扱うことが可能であり、社会学を含む学際領域として科学技術社会論(STS: Science and Technology Studies)が発展してきました。本講義ではその内容を概観して、その基本問題を捉えることを目的とします。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21244103
GHS-SC6A01L1
科学技術の社会学
定松 淳
S1 S2
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1  4/8 ガイダンス/科学の制度化と体制化 2  4/15 パラダイム論とSTSの登場 3  4/22 『ラボラトリー・ライフ』 (*4/29・5/6 授業なし) 4  5/7(火) チェルノブイリ原発事故後の英国の混乱 5  5/13 エイズ当事者団体の活動 6  5/20 遺伝子組換え作物コンセンサス会議 7  5/27 ふりかえりⅠ 8  6/3  サイエンスウォーズ 9  6/10 ブルデューによるラトゥール批判 10 6/17 科学論の第三の波 11 6/24 コロナ禍と科学的助言 12 7/1 生殖補助医療法の制定 13 7/8 ふりかえりⅡ
授業の方法
各回の講義時間は90分程度にとどめ、最後の15分に時間を取って意見・疑問を提出してもらいます(UTOLのアンケート機能を利用します)。翌週までに3点満点で返却し、全回の合計得点を出席点(60%)として成績に組み込みます。 授業スライドは、授業終了後にLMSで共有します。 6回目、12回の授業ののち、週末金曜24時までにA4一枚程度のレポートを作成してLMSに提出してもらい、7回目、13回目の授業はオンラインで実施し、提出されたレポート(匿名化したもの)に基づいて振り返り・ディスカッションを行います。 期末テストはありません。
成績評価方法
レポート40%、講義への出席・参加60%
教科書
松本三和夫編(2021)『科学社会学』東京大学出版会 *購入を義務づけるものではありません。
参考書
藤垣裕子責任編集(2020a)『科学技術社会論の挑戦1  科学技術社会論とは何か』東京大学出版会 藤垣裕子責任編集(2020b)『科学技術社会論の挑戦2  科学技術と社会:具体的課題群』東京大学出版会 藤垣裕子責任編集(2020c) 『科学技術社会論の挑戦3 「つなぐ」「こえる」「動く」の方法論』東京大学出版会 日比野愛子ほか編(2021)『科学技術社会学(STS)』新曜社 塚原東吾ほか編(2022)『よくわかる現代科学技術史・STS』ミネルヴァ書房
履修上の注意
文学部「社会学特殊講義Ⅲ」との合併授業になっています。