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最終更新日:2024年4月22日

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文学と運命

運命と文学
運命や宿命、決定論といった主題が、おもにヨーロッパの文学においてどのように扱われてきたかを考察する。
古典古代にはじまり、中世から近代を経て現代に至るまで運命の観念がたどってきた変遷について、大きな見取り図を得ることを目標とする。もちろん網羅的にというわけにはいかないが、可能な限り個別の作品を検討しながら、運命と文学との関わりについて理解を深める。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21243710
GHS-EA6G01L1
文学と運命
藤井 光
A1 A2
金曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
第1回 導入 運命の星座 第2回 古代ギリシア(1) 運命の悲劇 第3回 古代ギリシア (2) 哲学と運命 第4回 古代ローマ ヨーロッパと運命 第5回 中世ヨーロッパ ボエティウス、ダンテ、マキアヴェリ... 第6回 近世ヨーロッパ (1) シェイクスピアとその周辺 第7回 近世ヨーロッパ(2) 「近代小説」と運命 第8回 18世紀 啓蒙時代 第9回 19世紀 ロマン主義の運命 第10回 20世紀(1)中央ヨーロッパ文学を中心に 第11回 20世紀(2)実存主義、不条理の文学 第12回 20世紀(3)「東欧」の経験から 第13回 現代文化における運命──家族、遺伝、反出生主義
授業の方法
基本的には講義形式で行うが、随時ディスカッションを行い、コメントや発言を求める。
成績評価方法
授業への参加(20%)とレポート(80%)をもって総合的に評価する。
教科書
なし。必要に応じて電子媒体で配布する。
参考書
講義全体は、担当教員の著作である須藤輝彦『たまたま、この世界に生まれて──ミラン・クンデラと運命』(晶文社、2024年、とくに序論および結論)をもとに構想されている。その他の文献は、適宜紹介する。
履修上の注意
講義で検討する作品については、指定した範囲を中心に、配布するテキストを可能な限り事前に読んでおくことが望ましい。