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最終更新日:2024年4月22日

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南北戦争前のアメリカ文学 6

南北戦争前のアメリカ文学
独立から二十世紀までのアメリカが(その欺瞞も含めて)自他ともに認める「自由」の国であったということを否定する意見はあまり無いだろう。しかしながら、二十一世紀のアメリカにおいては、「自由」と他のもの(たとえば「正義」や「平等」など)が衝突する場合に、必ずしも「自由」を重視しない人も増えているように見受けられ、「自由」の価値は相対的に低下しているように思われる。あるいは、政府に向かって「もっとちゃんと自分の面倒を見ろ」と怒る子ども老人的な感性が支配する日本社会においては、そもそも「自由」が大事だと考える人は実際にはかなり少ない。本授業では、おそらく現代よりもその意義について真面目に考えられていたであろう十九世紀アメリカの小説、短編、エッセイを読みながら、「自由」について改めて考えてみたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21243404
GHS-EA6D01L2
南北戦争前のアメリカ文学 6
古屋 耕平
A1 A2
金曜3限
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講義使用言語
日本語/英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1.(10/4オンライン) Introduction 2.(10/11) Henry David Thoreau, Walden, “Economy,” “Where I Lived, and What I Lived for” 3.(10/18) Henry David Thoreau, Walden, “Higher Laws”; “Resistance to Civil Government”; “Life without Principle” 4.(10/25) Lysander Spooner,; The Unconstitutionality of Slavery; “Vices Are Not Crimes: A Vindication of Moral Liberty” 5.(11/1) Frederick Douglass, “The Heroic Slave”; “What to the Slave Is the Fourth of July?” 6.(11/8) Frederick Douglass, My Bondage and My Freedom; 7.(11/15) Herman Melville, “Benito Cereno” 8.(11/29) Herman Melville, “Benito Cereno” 9.(12/8) Nathaniel Hawthorne, Septimius Felton 10.(12/13) Nathaniel Hawthorne, Septimius Felton 11.(12/20) Nathaniel Hawthorne, Septimius Felton 12.(12/27) Louisa May Alcott, “Transcendental Wild Oats” 13.(1/10) Louisa May Alcott, “Transcendental Wild Oats”
授業の方法
初回授業を除いて、原則として対面で行うが、相談の上、適宜オンラインも取り入れる。(対面・オンライン併用型A) 受講者は学期中に発表(4000-5000字程度)を最低1回行う。また参加者は、毎回のディスカッション、発表を元に学期末レポート(10000字程度、学部生は5000字程度)を執筆する。
成績評価方法
授業参加(ディスカッション、発表等)50%、発表及び学期末レポート50%
教科書
版は特に問わない。いずれの作品もKindleやオンラインで手に入るはずなので、読み進めておくことをお勧めする。入手が難しいものや、その他の参考文献は、Google Classroomにアップロードする。
参考書
Google Classroomで配布。
履修上の注意
発表とレポートの提出は必須。